蛭子能収「人生には“適当に”が必要」 熱湯風呂から脱北者取材まで──愛されキャラの理由

 70歳という年齢ながら、唯一無二のキャラクターで今ではバラエティ番組やニュース番組で引っ張りだこのタレント・蛭子能収。33歳で漫画家になり、現在ではタレント・エッセイスト・俳優など多岐に渡る活躍をしている。今回は蛭子能収の人格に迫った。


辛かった仕事は「漫画がノーギャラ」「熱湯風呂」

── チャーミングなキャラクターが視聴者に愛されている蛭子さんですが、小さい頃はどんな子だったんですか?

蛭子能収(以下、蛭子):昔は、近所の駄菓子屋さんに行っているような子でしたよ。駄菓子屋さんにあるくじ引きが好きだったんです。駄菓子屋さんのくじ引きって、売っている人はどれが当たりのくじなのか知っているんです。必ず当たりでも外れでも、どこかしらに印がついている。その違いに気づいて、ずっとくじを観察していたら、当時駄菓子屋さんのおばさんに「ダメ!」って注意されて。それから当たんなくなっちゃった。そういう子供でしたね。


── 研究意欲に溢れる子供だったんですね(笑)。漫画家以外では過去どんな仕事をしていたのでしょうか。

蛭子:看板屋さん、ちり紙交換(要らなくなった雑誌や古新聞などを回収し、ちり紙やトイレットペーパーと物々交換する仕事)、ダスキンの配達員など、アルバイトもいろいろやりましたね。ちり紙交換は楽しかったですね。やっていたときはどこに回収行っても良かったので、競艇場の近くに回収に行って……。とにかく生きるために、いろいろ働きました。あ、業務中は競艇場でギャンブルしてませんよ!

── そんな中で漫画家に転向した蛭子さんですが、いざ漫画家になってどんなことがありましたか?

蛭子:漫画を書いたのに原稿料が一銭も振り込まれてないことがあって……。これが一番悲しかった出来事ですね。


── 漫画を描く上で気をつけていることはありますか。

蛭子:漫画はストーリーが分かりやすくなることを第一に考えて描いています。初めてその漫画を見る人がパッと見て、野球の漫画であれば「これって野球の漫画なんだ」って分かってくれるような内容になるよう気をつけています。自分だけが分かっていて、周りの人が分からないということがありますから、なるべくストーリーが分かりやすくなるように。描き方の手順としては、男性を描くときも女性を描くときも必ず顔の輪郭から描きますね。


── タレント業の中でも、さまざまな苦労をしているようですが、今振り返ってみて「これは辛かった!」と思う仕事はありますか?

蛭子:熱湯風呂です。一般の人は番組でしか見たことないかもしれませんが……本当に熱いんです。言葉で言い表せないくらい、とにかく熱い。


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韓国ロケで反日主義者を取材「人生には“適当に”が必要」

── 蛭子さんはカジノ好きや、麻雀愛好家としても有名ですよね。最近の海外ロケではカジノに行けましたか?

蛭子:11月29日に放送する「蛭子能収の蛭子能収による蛭子能収のためのニュース」(略:エビニュー/AbemaTV)というニュース番組で、先日も韓国ロケに行ってきました。そのときは韓国のカジノには行けませんでしたね(笑)。韓国ロケでは北朝鮮脱北者から北朝鮮情報を聞いたり、韓国で過激だといわれている反日活動家や、慰安婦問題を取材したりしました。


── 北朝鮮脱北者、反日活動家……すごい方々を取材してきたんですね。緊張はしませんでしたか?

蛭子:俺は緊張しなかったなあ。実はわりと適当に生きてるんです(笑)。


── 反日活動家など日本に敵対意識を持っている人や、自分と考え方が違う人と仲良くするにはどうしたらいいと思いますか。

蛭子:仲良くなりたかったら国同士のことをあんまり言っちゃだめだよね。本当、“適当に”がいいのかも。争いごとを避けるならゆるやかに、否定することなくいかないと。それで何の問題もないような気がする。人生には“適当に”が必要ですよ。あ、どんなテーマでも海外ロケはうれしいですね。おいしいものが食べられることも多いですし(笑)。

(背後の檻は国内のロケで実際に使ったもの)


── 国内のロケでは“SM緊縛師”に縛られたそうですが……。痛くなかったですか?

蛭子:痛かったですよ! でも相手もプロの人なので、関節の間っていうんですかね……痛くないところを知っているようでした。予想していたよりは痛くなかったです。

(▲番組の収録でSM緊縛師に縛られた蛭子能収さん)

── 蛭子さんは10月には著書『笑われる勇気』も発売されたばかりですし、作家活動も活発ですね。

蛭子:ありがたいことにいろいろなお仕事をもらえてまして……締め切りがいっぱい溜まってます(笑)。


── 「蛭子能収の蛭子能収による蛭子能収のためのニュース」(エビニュー)を観る視聴者にメッセージをお願いします。

蛭子:今回“エビニュー”初の海外ロケをしました。北朝鮮脱北者や反日活動家、慰安婦問題を取材しています。その他番組ではSM緊縛師に縛られたり、幽体離脱研究の第一人者と幽体離脱に挑戦したり……見どころ盛りだくさんなので、ぜひ気楽に観てください。

蛭子能収(えびす・よしかず)

1947年10月21日生まれ。長崎県出身。看板店、ちり紙交換、ダスキン配達などの職業を経て、33歳で漫画家に。タレント、俳優、エッセイストとしても活躍中。おもな著書に『パチンコ 蛭子能収初期漫画傑作選』『ひとりぼっちを笑うな』(ともにKADOKAWA)、『ヘタウマな愛』(新潮社)、『蛭子能収のゆるゆる人生相談』『笑われる勇気』(共に光文社)などがある。「蛭子能収の蛭子能収による蛭子能収のためのニュース」では矢島悠子(テレビ朝日アナウンサー)と番組MCに挑戦中。


(写真:野原誠治 聞き手:鈴木ミユキ)

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