「ハマってやるだけなら趣味でやるべき」橋本環奈流・SNSとの向き合い方

フジテレビ系にて現在放送中のドラマ『警視庁いきもの係』は、警視庁総務部総務課・動植物管理係、通称いきもの係の鬼警部補・須藤友三(渡部篤郎)と新米巡査・薄圭子(橋本環奈)のコンビが、動物の生態をもとにさまざまな事件を解決に導く異色コメディミステリー。


本作で、動物に深い愛情を注ぐヒロインの薄圭子役を演じているのが女優の橋本環奈。話題作に続々と出演し、女優として活躍の場を広げている橋本に、女優という仕事への思い、SNSとの向き合い方、そして本作の魅力について聞いてきた。


■「篤郎さんの"心の震わせ方"に感動しています」

ーードラマ『警視庁いきもの係』も佳境に入ってきていますが、演じていらっしゃる薄圭子が自分に近いなと感じる部分はありますか?


橋本:逆に今まで演じた役と比べて、似てないなと思うことのほうが多いです(笑)。最近は、薄圭子の心境の変化が見えてきているんですけど、「人間っていう生き物が不思議だな」って思うような、あんな独特な視点は私にはないので(笑)。


ーー確かに、薄圭子は普通の女の子とは少し違って、独特な感性を持っていますよね。役作りとして、特に意識していることがあれば教えてください。


橋本:台本に出てこないことも大事にしたいと思って、撮影が始まる前に、第一話に出てくるジュウシマツについて調べてノートにまとめました。だんだん忙しくなって追いつかなくなってきて、途中で終わっちゃったんですけど(笑)。あとは、台詞を早口にするということですね。私も熱中している漫画や本、ゲームについて話すときは熱がこもっちゃうので。オタク気質というか、好きなものに対する思いが出ちゃう感じは意識しています。


ーー動物たちとの共演はいかがですか?制作発表では、蛇との撮影が不安だと話していましたが…。


橋本:蛇を手に持たないといけなかったのが、本当に大変でした。でもカメラが回り始めると意外に大丈夫というか…。もしかしたら仕事だからって、錯覚を起こして気持ちが切り替わったのかも(笑)。

(C)フジテレビ


ーープロ根性を感じます(笑)。バディを組んでいる須藤友三役の渡部篤郎さんとは初共演ですよね。緊張はしませんでしたか?


橋本:やっぱり『ケイゾク』などの刑事ドラマが有名なので、皆さんそう言われるんです。でも、怖いと思ったことは一度もないんですよ。めちゃくちゃ優しくてかっこいい。篤郎さんが撮影現場の雰囲気作りをしてくださって、みんなをまとめてくださるので、私は付いていくだけだなといつも思っています。


ーー渡部さんとご一緒して、刺激を受けたことはありましたか?


橋本:篤郎さんが演じる須藤はオヤジギャクを言う楽しい役なんですけど、犯人に対しての"心の震わせ方"のようなものに私はすごく感動しています。うまく言い表せないんですけど、セリフの端々に犯人に対する熱い心を感じて、今までたくさん刑事役をやられてきたからこその演技だなって。このドラマの見どころの一つだと思います。


ーー見どころといえば、エンディングのダンスも話題ですよね。


橋本:動物園にみんなでロケに行って撮影しました。そこでも、篤郎さんがみんなを笑顔にしてくれて。私も"一緒に踊りましょう"って、監督さんやスタッフさんにまでダンスのコーチングしたりしていました(笑)。驚くほど暑かったんですけど、みんなノリノリですごく楽しかったです。


■東京での生活は、「あんまり分かってない(笑)」

ーーところで、今年はさらに映画公開も控えていて、"女優"としてのイメージが強くなってきましたが、ご自身としてはいかがでしょう?


橋本:演技については、"その役の人生を生きる"というか。自分の中で"マッチしたな""ピントが合ったな"って感じて、安心する瞬間があるんです。逆にそれがないときは、まだ役になれてないなって思いますし、1回来たからそれでいいというわけではないんですよね。その度に、監督に色々教えていただいて乗り越えています。毎回の撮影が発見ですね。

(C)フジテレビ


ーー現場で学ぶことがたくさんあるのですね。


橋本:もちろん撮影までに自分なりに色々考えて来るんですけど、それはただの準備段階に過ぎなくて、周りの方の声量、間の取り方で雰囲気も変わってくる。たとえば、篤郎さんのニュアンスの違いで、"こうした方がいいのかな"って思うこともあるし…作りすぎないで自然にやっていくのが一番いいんじゃないかなって思うようになりました。


ーーなるほど。橋本さんは福岡のご出身ですが、最近はお仕事の関係もあって、東京での生活がメインになっているのでしょうか?


橋本:高校までは福岡で通いたいなっていう思いがあったので、東京と半々の生活を送っていたんですけど、卒業して一区切りしたので、春からは東京で過ごしています。でも、まだどこに何があるか、あんまり分かってないです(笑)。


ーー福岡が恋しくなったりすることも?


橋本:やっぱり久しぶりに帰るといいなって思いますね。今年は4月から一回も帰ってないんですよ。このドラマが終わったら帰れるので、家族で集まれたらといいかなって思っています。


■橋本環奈流・SNSとの向き合い方とは?

ーー橋本さんといえば、「#彼女とデートなう」など、SNSでの影響力がすごいですよね。SNSとは、どのように向き合っているのでしょう?



橋本:私、Twitterで何が流行っていることとか、リサーチしようっていう気持ちが強いし、情報を取り揃えることが大事だなと思っているので、ネットニュースもテレビもよく見るんです。だから、どのタイミングでどういう風に打ち出したらどんな反応が来るかなって考えながら投稿しています。


ーーけっこう大変じゃないですか?


橋本:意外に楽しいですよ。でも、そこに依存するのは良くないと思っています。


ーーどういうことでしょう?


橋本:単にハマってやるだけなら趣味でやるべきだと思うんです。公式でやってるからには、客観的に見る姿勢が大事だと思っていて。「いいね!」数やリツイート数を取りにいこうとするのも良くないと思っているので、気にしてはいないです。もちろんコメントも読ませていただいていますけど、ネットで言われていることを気にしたり、言われたことだけをやったりするのは一番やってはいけないと思っています。


ーーご自身でいろいろと考えながら、ネットと向き合っているのですね。


橋本:私もネットが好きだから、人に言われたことを打ち出したところで、"やらされてる感あるよね"ってなるだろうし、見ている人たちは絶対わかると思っていて。そういう感覚は大事にしていて、SNSもコメントも、全部自分でやっているんです。だから逆に、誰かのプロデュースしてって言われたら、絶対上手くできないと思います(笑)。


ーー深いですね(笑)。


橋本:なかなか込み入った話なので、説明しづらいんですけど(笑)。

ーー最後に、いよいよクライマックスに近づいているドラマの今後の見どころなど、メッセージをお願いします!


橋本:薄と須藤のコンビも、最初の出会いからすると"コンビ感"がどんどん増してきているし、ドラマを通して、現場の仲の良さがすごく滲み出ているんじゃないかなと思います。


お父さん世代は須藤に共感できて、子どもたちも動物を見て楽しめる。家族みんなで見られるドラマでありながら、ストーリーもしっかりしていて、本当に見応えがある作品です。最後に向けて、須藤さんの気持ちはどうなっていくのか、薄はこのまま動植物管理係に居続けるのか…。今後の展開を楽しみにしていただきたいと思います!

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