和菓子業界ピンチ? 「求肥」「落雁」を知らない若者たち

 いま、和菓子を食べないという若者が増えている。株式会社オールアバウト、有限会社春華堂の調べによると、10代の66%が主に洋菓子を購入すると答えており、和菓子を購入すると答えた人は10%を切っている。


 さらに、若者の間で和菓子の認知度も下がっている。東京の若者に「おはぎ」「きんつば」「ういろう」を知っているかというアンケートをとったところ、10代の認知度は「おはぎ」が76.2%とやや高かったものの、「きんつば」「ういろう」の認知度は6割を下回る結果となった。さらに和菓子の代表的な材料のひとつである「求肥(ぎゅうひ)」を知らない10代の若者は4人中1人にのぼった。

 中でも「落雁(らくがん)」という和菓子の知名度は低く、普段から和菓子を好んで食べるという若者でも知らない人が多い。しかし一方で落雁は和菓子の最高峰とも言われており、「日本三銘菓」はすべて落雁だ。石川県金沢市「森八」の『長生殿』、新潟県長岡市「越乃雪本舗大和屋」の『越乃雪』、島根県松江市「風流堂」の『山川(やまかわ)』が日本三銘菓として知られている。


 日本三銘菓随一と讃えられる『長生殿』は、江戸時代幕府の献上品にもなった。その材料は格式高く、最上級の和三盆と希少な天然の紅花、さらにきめ細やかに精製された米粉を混ぜ、落雁の粉がつくられる。その後、粉を木型に押し込み、落雁が完成。木型の種類でさまざまな形の落雁を作ることができるため、冷蔵技術のなかった昔は落雁で作った鯛が大きな祝いの品になったという。


 固く、味気がないというイメージが強い落雁だが、「森八」の落雁は全くの別物だという。「森八」の落雁は口に入れた瞬間ふわっと溶けるほどの柔らかさが特徴。普段和菓子を食べないという人も一度食べてみてはいかがだろうか。(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)

(C)AbemaTV

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