カビキラーの名は“信頼の証” 「アルコール系除菌剤の良さ知って」

 O-157、ノロウイルス、インフルエンザ……次々と直近で流行が続いたことを受けて、昨今では除菌や殺菌に対するニーズが高まっている。とくにキッチンは「トイレよりも汚い」と言われ、さまざまな除菌剤・洗剤が発売されている。果たしていかにして除菌や殺菌をすればいいのか。


 2017年1月現在アルコール系除菌剤の国内トップシェアを獲得する、ジョンソン株式会社の「カビキラー アルコール除菌」シリーズのブランドマーケティング担当の青山知世さんに話を聞いた。


 同シリーズには「キッチン用」と「食卓用」の2種類があり、どちらも2度拭きや水洗いが不要で99.99%の除菌ができるという。熱湯や塩素系漂白剤を用いた除菌や、布巾を使用したキッチン周りの清掃よりも利便性は高いと青山さんは語る。そして、同シリーズは消費者のニーズから生まれたそうだ。

 「除菌製品を展開するにあたってお客様のニーズを調査したところ、一番に上がってきたのがキッチンだったんです。食べ物を扱うキッチンという場所において、食器にかかっても問題ないよう100%食品に使える原料を使って開発したのが『カビキラー アルコール除菌』。家庭用としては高濃度のアルコールで、少しかかってもすぐに揮発するためアルコール残りなどの心配もないんです」(青山さん)


◆ 水拭き掃除では菌は防げない


 キッチンや食卓で清掃に使用する台拭きは、水分が含まれることから菌が繁殖しやすくなっている。菌の温床になった布巾で食卓を拭いたところで、傍目には綺麗になっていても、むしろ食卓に菌を塗り広げることになりかねず、菌対策としてはまったく無意味なのだとか。


 最近では、北里環境科学センターが行った一般的なアルコール系除菌剤を使用した試験で、アルコール系除菌剤でのインフルエンザウイルスが99.99%除去できているというデータもある。インフルエンザウイルスを付着させたステンレス板を用いて、「水拭き」と「アルコール系除菌剤での拭き取り」を比較したところ、「水拭き」では拭き取ったティッシュにウイルスが移動しただけだったが、「アルコール系除菌剤での拭き取り」ではティッシュからウイルスが99.99%以上死滅していたという結果が出たという。


 同試験を監修した芝大門今津クリニックの今津嘉宏院長によると、「人の手が触れる場所」「水分・湿気が多い場所」「静電気が発生しやすい場所」などはウイルスが溜まりやすいため、アルコール系除菌剤によるこまめな拭き掃除で物理的にウイルスを除去することが重要だと話す。


 ただ青山さん曰く、除菌力が強いとはいえ同商品をカビキラーブランドから出すかどうかについては社内で一悶着があったという。


 「カビキラーブランドでは『カビキラーというイメージから怖い印象を与えてしまうのではないか?』という意見がありました。しかし消費者アンケートを実施したところ、『カビキラーという名前の親しみやすさ』という声が勝る結果に。それを受けてカビキラーブランドとして展開することになったんです」


 ジョンソン株式会社自体はアメリカを本社とする日本法人だが、カビキラーは日本法人発のブランドであり、日本人の生活やニーズに寄り添って作られている。カビ取り剤トップシェア、高い洗浄力を持つ「カビキラー」の名前は「信頼の証」でもあると同社では考えた。


◆ 最大の魅力は「手軽さ」


 「カビキラー アルコール除菌 食卓用」は、一風変わった容器になっている。除菌剤といえば「キッチン用」のようなスプレータイプが多いが、これはジョンソン株式会社がグローバルで開発したオリジナルのポンプ式。しかしこの容器、少々曲者でもあったようだ。


 「実は前身として『スクラビングバブル(同社の家庭用洗剤ブランド)』の一製品で同じ形が使われていたんです。ただ、そっちは売上的な問題で今はもう終売してしまいまして……。『形状自体は良いよね』という話で『食卓用』のボトルデザインに採用した経緯があります」(青山さん)


 この容器のメリットは、ロックさえ解除しておけば片手でサッと拭き掃除ができること。子どもを抱っこしながら片手で拭ける手軽さもある。衛生面が気になってはいてもやはり目に見えない部分、面倒臭い作業になれば続かないというのが本音だ。


 「忙しいときに布巾を水で洗うのはやっぱり手間ですよね。お客様からもとくに『手軽さ』に関してご好評いただいています。実は私自身、もともと大して衛生意識が高くはなくて、水拭きで良いと信じているタイプだったんですが(笑)。綺麗になるし手軽だし、これを使ったらもう戻れなくなりました」(青山さん)

 使用範囲は食卓やキッチンにとどまらず、菌が付着しやすいと言われるドアノブの除菌にも及ぶ。正式な用途ではないが、記者が個人的におすすめしたいのは、スマホやタブレット、パソコンの画面。除菌のみならず一拭きで手垢汚れが落ち、水滴も残らない使用感には思わず感動した。


 とはいえアルコール系除菌剤の市場自体はまだ小さく、カビキラー製品に比べ1/3程度の世帯浸透率に止まっているという。青山さんは「まずはアルコール系除菌剤の良さを知って欲しい」と話す。


 「世の中的には水拭きが主流で『目に見える汚れが綺麗になれば清潔にもなっている』と思っている方が多いんですが、衛生面ではやっぱりアルコール系除菌剤。その認知を広げるため、CMもあえて啓蒙的な、意識のきっかけになるようなものにしています。目に見えない部分だからこそ、意識を向けて欲しいんです」


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