妻夫木聡、勝負パンツに穴があく 『愚行録』キャストが秘密を暴露

 映画『愚行録』が、2月18日より全国公開された。同日行われた初日舞台挨拶では、妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣・松本若菜、中村倫也のキャスト7名に石川慶監督を加えた総勢8名が登壇した。

 同作の原作は、ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による直木賞候補作の同名小説。主人公で週刊誌の記者である田中役を妻夫木聡、田中の妹・光子役を満島ひかりが務めたほか、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和など豪華実力派俳優が出演。ロマン・ポランスキーなどを輩出した名門・ポーランド国立映画大学で演出を学んだ異色の経歴を持つ石川慶も、本作で長編監督デビューを果たした。


 週刊誌記者の田中は未解決となっているエリートサラリーマン一家惨殺事件を取材するにつれ、被害者夫婦の関係者の証言から人間関係における秘められた羨望、嫉妬、見栄、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の「愚行」(=愚かな行為)を目の当たりにしていく。


 主演を務めた妻夫木は「みなさんの心に確実に何かを残せる、パワーをもった作品なので、スクリーンの画の中に引き込まれてほしい」と熱く抱負を語り挨拶。重苦しいストーリーの同作とは反対に、初日舞台挨拶は和やかな雰囲気で進んだ。


満島ひかりが役を引き受けた決め手は「妻夫木聡との共演」


ーー本作を引き受けた理由とは?


妻夫木:ひとことで、直感でした。石川監督の存在、愚行録という原作に興味原作をもち、直感的にやりたいと思いました。原作では、田中の目線で書かれていなかったので、その性格や人間像のようなものが想像できなかった分、期待も多かったです。満島さんと兄弟を演じるとのことで、満島さんであれば、話をしなくても通じ合っている部分があって、とても安心しました。限られた時間の中で一から関係を構築するのではなくて、心強かったです。


満島:私も一緒です。私も妻夫木さんがお兄さんじゃなくてはできなかったなと思ってました。


ーー田中光子という役をどうやって構築しましたか?


満島:クランクインする前から光子の生い立ちと似た人の話を石川監督と長く話をしてました。地に足がついてない感覚で、もしかして、このやり方、間違っているんじゃない?と思った撮影でしたが、一番シンプルに伝わる方法みつけ、役を作り上げました。

愚行を犯す登場人物に小出恵介は共感?


ーー共演者たちからの評判がよかった“田向”役、ご自身ではこの役をどう思いましたか?


小出:僕はよくこの役を本人っぽい、とよく言われますが…


満島:小出恵介さんは、本当に小出恵介賞をあげたいくらい、本当に素晴らしかったです。


小出:違う違う、そもそもその賞ってなんですか?!(笑)みなさんには共感を得られなさそうな役ですね。ただ、役ですし、もちろんですけど(笑)田向のセリフがめちゃくちゃカッコよくて、絶対やりたいと思いました。


妻夫木:小出さんは共感された、ということでよろしいですか?


小出:そうなっちゃうか…(笑)


満島:小出さんは、そのままで出演された、ということですね?


小出:いいや、いいえ、役ですよ!衣装合わせもしたしね。山岳好きのキャラです。


ーー出演されて新鮮に思ったこととは?


臼田:石川監督の初長編監督作、ということで現場でも新しい風が吹いてたし、撮影監督もポーランドのピオトル(・ニエミイスキ)で、いままでにない現場だったのと、これほど共演者と顔を合わせてお芝居をしないっていう現場はなくて、試写会で完成した映画を初めてみたときが一番新鮮でした。まるで、知らない映画をみるような感覚でした。


ーー共演されていないキャストのシーンをみての感想は?


市川:私自身がそれぞれの役者さんのファンなので、いろんな作品をみさせていただいてますが、いままで見たことのない顔をされていて、それが衝撃っていうか、得した気分になりました。(笑)


ーー『愚行録』に出演して嬉しかったこととは?


松本:先月末でデビュー10周年を迎えるのですが、実はそのデビュー作で満島さんと共演してました(笑)なので、満島さんと一緒にまた共演できて、とてつもなく、嬉しく思ってます。


ーー『愚行録』撮影前に構えていた心構えとは?


中村:大学時代と、37歳と時代飛んで同じ人物を演じるんですが、なんといいますか、生っぽいというか、うん…生っぽい。それが面白いかなと思って心かけて演じました。生っぽさにご注目してください。(笑)


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妻夫木:言った時点で秘密ではなくなると思いますが、実は…勝負パンツ履いてます。また、履きすぎて穴があけたので、この前自分で縫いました。(笑)


満島:昔、ある映画監督の方に、(演技するときに)“何かをもっている”ような顔をしているから、スタッフの顔をみて“普通に”お芝居してほしい、と言われてから、現場でスタッフをみながらお芝居するようになって…それが落ち着くんです。それで、撮影監督のピオトルとよく目があったりしてました(笑)


小出:この前、ある番組で初めてブルゾンちえみさんにお会いしてたんですが、本当にキレイでした。


中村:いやいや、それはブルゾンさんの秘密では…?


小出:じゃ、この前、風呂上がりに指をパンとぶつけて今血まみれになんですよ!


妻夫木:あ、小指恵介!(会場爆笑)


小出:な、なんですか?それは?!(笑)


臼田:わたし、映画をみてすごく反応するというか、リアクションが大きいんです。なので、もし映画館で、リアクションすごい人がいたら、それ私かもしれません、という秘密です。(笑)


市川:3日くらい前に自分の息子を抱っこして予防接種に行ったんですけど、その帰り道にギックリ腰をして今立っているのがやっとです。今コルセットして、針をさしたままここに立ってます。昨日まで本当出れるかちょっと怪しかったんですけど、絶対みなさんとたこの舞台に立ちたいと思ったので、気合いで立ってます。


 松本:ご飯が大好きで、ものすごい量を食べるんですよ。胃下垂が半端なくて、お腹いっぱい食べるとお腹が出ちゃうんです…電車で席を譲られるくらいすごい出ちゃうんで、ピタッとした服は着れません!


中村:僕、すねが強いです!めっちゃ強いです。はい、秘密でした!(笑)


石川監督:秘密っていうかわかないですが、今回撮影監督でポーランド人のピオトルを呼んで来て、2ヶ月くらい神奈川・高津のウィークリーマンションに住んでもらったのですが、彼は高津をなんと東京だと思ってたらしく、撮影終わったあとにどこが一番よかった?と聞いたら、「タカツ、ナンバーワン」と(笑)それで、ポーランドに帰って「東京にはタカツというワンダフルなところがあるんだ」と言ってましたね(笑)これ、秘密なのかな…?! 

 最後に、主演を務めた妻夫木が挨拶。「心を満たす映画だったり、すごくいい消化ができる映画だったり、いろんな映画の種類があると思いますが、心に残す映画は数すくないものだと思うので、この『愚行録』は、確実に心に何かの傷跡を残す作品だと思います。人間の愚かさを感じとって、みなさんにはとって何か役に立つものがあるんじゃないかなと思います。」と同作の魅力を語り、初日舞台挨拶は終了した。


ストーリー


 閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者・田向浩樹(小出恵介)は大手デベロッパーに勤めるエリートサリーマン。妻の友季恵(松本若菜)は物腰が柔らかく、近所からも慕われる上品な美人。ふたりは娘とよく買い物に出かけるなど、誰もが羨む仲睦まじい≪理想の家族≫として知られていたが、田向は1階で友季恵と娘は2階寝室で刺殺された姿で発見され、世間を騒然とさせた。未解決のまま一年が過ぎ、風化していく事件。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)は改めて真相を探ろうと関係者の証言を追い始める。しかし、そこから浮かび上がってきたのは田向夫妻の外見からは想像もできない噂の数々だった-。


(C)2017「愚行録」製作委員会 公式サイト

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