暗殺5日前、坂本龍馬“直筆手紙”

 坂本龍馬が暗殺される5日前に記した手紙が来月から一般公開される。京都国立博物館上席研究員の宮川禎一氏によると「龍馬の手紙は140通ほど確認されているが、新しく確認された1通。これは中身がとてもいい」と話した。


 発見されたのは昨年で、高知県が2017年3月4日から2018年12月まで高知県立高知城歴史博物館などで行うイベント「志国高知 幕末維新博」のために資料調査をしていて発見された。

 手紙は龍馬が暗殺される5日前の日付が記入されていて、福井藩の家老に宛てたものだ。三岡八郎を新政府の財政担当として出仕させるように懇願した内容で、三岡八郎は後に「五箇条の御誓文」を起案した由利公正。手紙の中には“新国家”という言葉が使われている。


 宮川氏によると「(当時は)藩のことを国を呼んでいたが、手紙の“新国家”は(現在の)我々が住んでいる日本国という意味」。龍馬の手紙の中で新国家という言葉が書いてあるものは今回のものが初めてで、歴史的にも非常に価値があるという。


 宮川氏は龍馬像を「本当に仕事をする人。机上の空論を言う人ではない。実行力があって、お金(財政)にも詳しい」と解説。さらに「大政奉還の後も、徳川のためでもなく、薩摩長州のためでもなく、日本国のためにという行動をしていた人だと思います」。龍馬の移動距離は、地球一周以上だったという。船で航海した総距離は2万キロメートル、5年間で32回にもおよぶ。

 筆まめだった龍馬が一番多く手紙を送ったのは、姉の乙女だ。新婚旅行のことなど18通を送っている。歴史アイドルの美甘子によると、新婚旅行の手紙には絵で情景描写がされており、擬音など工夫が凝らされた手紙が多く、読んでいて飽きないという。


 宮川氏は「大政奉還の後にも日本の行く末について積極的に行動したことが殺される理由になった気がします」「行動が目立ち過ぎて殺されることになったと考えます」。日本初の株式会社だといわれる亀山社中も設立した龍馬の実行力に、現代の私たちもひきつけられている。(AbemaTV/AbemaPrimeより)


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