バラエティー番組の作り方 制作裏話、一目置かれるスタッフとは

 普段何気なく見ているバラエティー番組。毎日いろいろなバラエティー番組が放送されているが、このバラエティー番組ができるまでにテレビには映らないさまざまなことが行われている。


 まずは「どんな番組にするのか?」「どんな企画をやるのか?」を決める企画会議がスタッフと放送作家によって行われる。場合によっては、メインの芸人(例えば明石家さんまやダウンタウン松本人志など)もこの企画会議に参加する。企画が先に決まり、そしてその企画に合った芸人やタレントが決められるパターンと、その逆で先に芸人が決まり、その芸人に何をやらせたら番組が面白くなるのかを決めるパターンとが存在する。

シミュレーションはおいしい仕事


 内容が決まると次にシミュレーションが行われる。まずはスタッフだけでシミュレーションを行い、大体の流れが決まると今度は本番さながらのシミュレーションが行われる。ここもスタッフだけで行われることもあるのだが、番組によってはここでまだ売れていない若手芸人達を呼んでシミュレーションを行う。そして芸人達はその番組に出演予定の人の名札を付けてシミュレーションに参加するのだ。


 その場合、番組出演者本人が立ち振る舞うであろう行動を予想して動くことが要求されたり、「自由に行動していいですよ」と言われたりする。シミュレーションに参加した若手芸人に話を聞くと「テレビに出る機会がほとんどないのですが、シミュレーションは本番と同じようにカメラが回されたり、カンペが出たりするので番組に出演した気分になれるんです。さらにスタッフさんからここはこういう考えで動いてほしいとか言われるので番組出演したときにどういう感じで動けばいいのか知れるのがいいですね」と言っていた。


 さらに交通費程度だがお金を貰えるということで若手芸人の間ではちょっとおいしい仕事となっているそうだ。


 シミュレーションが終わると聞き取り調査が行われる。実際に企画をやった際にどこか不備がなかったか、逆にどこが良かったかなどを話し合い、収録本番の日までに調整をしていくのだ。そして収録当日は実際の出演者がリハーサルをやるわけだが、その際にシミュレーションに参加した芸人が再度呼ばれ、出演者の前で企画を行う番組もある。


収録後が番組スタッフの“本番”


 収録本番が終わって番組が完成というわけではない。番組スタッフにとってはここからが本番と言っても過言ではない。テロップやナレーションを入れて編集をするのだ。番組出演者が収録中は手応えが全然なかったのに放送を見てみると見違えるほどに面白くなっていたということがよくあるのだ。視聴率がいい番組で編集技術に長けたスタッフは芸人の中で一目置かれている。そのスタッフが関与する番組だったら最優先でスケジュールを空け、出演するという芸人もいるほどだ。編集によって1人の出演者が最初から番組に出演していなかったなんていうことも可能なのだ。


 このような流れで番組が完成する。出演した芸人は完成した番組を見て、どこが編集でカットされたかどこが使われているかなどをチェックして次の収録に活かしている。

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