東大推薦入試から1年・・・女子&地方増加で現役生からも高評価

 東京大学が8日、2回目となる推薦入試の合格者を発表した。女子の割合が一般入試の倍にあたる4割弱になった。


 東大の南風原朝和副学長は「通常のペーパーテストでは厳しい場合もある、そのような優れた志願者を推薦入試で合格させることができて、それによって全体としての多様性が増すと考えている」と会見で述べた。


 東大の推薦入試は多様な人材を集めるために2016年度から導入され、今回が2回目だ。各校が男女それぞれ1名を推薦し、面接やセンター試験の結果などで合否を決める。出願資格は学部によって違うが、数学オリンピックや科学オリンピックなどで顕著な成績を修めたものや、商品レベルのソフトウェア開発など、卓越した実績を求めているのが特徴だ。


 173人が志願した今回、合格したのは前回よりも6人少ない71人。このうち女子の割合は38%の27人で、一般入試19%の倍だった。また関東を除く地方出身者は半数を超え、一般入試を10ポイント以上上回った。東大は「出願校はまだ少ないが推薦入試は成功している」と評価している。


 現役東大生からは「今年は去年よりも少なかったみたいで、結構しっかり厳正に審査されているという印象があるので、いいんじゃないかなと思います」「どういう強みで推薦入試を通ってきたのかなと。噂によるとピアノのコンクール入賞とか、そういう芸術系の人たちも結構いるみたいで、そういう人たちと話して、会ってみたいとは思いますね」との声が聞かれた。


 一方で「(自分は)苦手な強化も克服して頑張ってきたのに、本当に得意な教科だけとかで、一点張りで勝負してくるってちょっと」という意見もあった。

 全国400校以上を取材している大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は「入試形態は学部にもよるが書類、エッセイや小論文などを提出する。それから面接、もしくはグループディスカッションなどもあります。それからセンター試験も必ず課せられる。目安は得点率80パーセント以上と言われています。そこで極端に点数が悪いと不合格になる。また募集定員よりも合格者が少ないのは、東大がかなり絞り込んでいる証拠」と解説した。


 BuzzFeed JAPAN編集長の古田大輔氏は「(東大の推薦入試は)すごくいい。東京大学に入っていく人たちの傾向が、一部の高校からの合格者だけに、地域的にも偏ってしまっている。女性の合格者の割合が一般入試の倍多かったのも良い。ハーバードだと男女の割合は五分五分。多様な人材が入学できる入試は絶対に必要」と東大の推薦入試制度を評価した。(AbemaTV/AbemaPrimeより)

(C)AbemaTV

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