妻に会う交通費もファンからの支援金…キンコン西野のアドバイスを実践、"ホームレス"生活を送る元芸人に密着

 ネット上で、自分の1日を"50円"で販売しているホームレスの元芸人がいる。「普段どこに住んでいるのか?」という問いに「地球」と答える彼の名前は、小谷真理さん(33)。ホームレスになったきっかけは、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんだという。「西野さんの家に住んでいた時、家賃を払わなかった。西野さんに"ホームレスやったら面白いんちゃうん?"と言われたことが始まり」だと振り返る。


 しかし、小谷さんは路上で生活を送っているというわけではない。引越しの手伝いやダンスの練習、ヌードモデルなど様々な依頼を50円で引き受け、そんな生き方に魅力を感じている多くの人のおかげで、小谷さんは家がなくても美味しいものが食べられ、暖かい場所で寝ることができるのだという。


 小谷さんのファンはその魅力について「否定しないところ。ゴミを拾っている人を見てゴミ拾うのうまい!と言っていたのを見て好きになった」「絶対に人の悪口を言わないし、絶対こういうことをやりたいって言ったら肯定してくれる」と教えてくれた。


 そんな小谷さんの一日を追った。  

 1件目の「50円依頼」は、音楽活動をしている主婦からの「会報誌の梱包作業を手伝ってほしい」という依頼。働いて、もらえたお金はたったの50円。もっと欲しくないのかとの問いには「お金はいらないんで」ときっぱりと答える小谷さん。2件目は、24歳の女性からの「面白そうな生活をしているなと思い、とりあえず会って話をしたい」という依頼。


 3件目の依頼は、池袋から一駅の要町。交通費は、2件目の依頼者にもらったという。依頼内容は「バーの一日店長」。午後6時からの予定が、到着したのは午後10時。4時間の遅刻だ。店にいたのは小谷さんのファンで、ずっと待ってくれていたという。

 バーを出たのは午後11時過ぎ。この日の宿は「誰か泊めてください」とのTweetに「いいですよ」と返事をくれた人が住む、五反田のマンションだという。現れた小谷さんに「初めて会った気がしないのがすごい」と大喜びだ。


■「ホームレスであることにも不安はない」と妻

 小谷さんは、ホームレスになった後、一人の女性と出会い、結婚した。妻は「面白いなあ、結婚したら人生華やぐかな」と、3度目に会ったときに結婚を決めたという。夫がホームレスであることにも不安はなく、「誰と結婚しても不安は不安。何もない方がまだ不安にもならない」と話した。


 愛知県在住のため、会えるのは週に一度のペース。その交通も、ファンからの支援だ。「小谷家族に入ろう」というファンクラブでは、妻が小谷さんに会うための費用を募る。


 小谷さんは今の生活について「幸せです。バリ幸せです」と笑顔で語った。


 取材した、慶應大学特任教授でニート株式会社創業者の若新雄純氏は「多くの人が"新しい働き方とか、お金に縛られない生活を送りたい"と言うが、自分が実際にそうなるのは怖いと思っている。そこで、彼を通して疑似体験のようなものをしている人も多いのではないか」と分析している。(AbemaTV/AbemaPrimeより)

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