デモ、暴動、ボイコット…トランプ大統領誕生、世界中が戦々恐々

 第45代米国大統領、ドナルド・トランプ。ここ40年で支持率最低の大統領が誕生した。前回のオバマ大統領の就任時には180万人がワシントンに集まったが、今回は25万人ほどだった。また60人以上の民主党議員が就任式をボイコットする異例の展開となった。

 会場周辺はトランプ氏の就任に抗議する人々で大混乱の様相を呈していた。ワシントンでは100の団体がデモを計画し、参加者は25万人以上にものぼった。一部が暴徒化し警官隊と激突。217人が拘束され「嵐の船出」になった。


 トランプ氏の排外主義的な発言が取り上げられがちだが、就任セレモニーでは一致団結を訴えた。演説では「アメリカ第一」を強調。「貿易、税、移民、外交問題に関するすべての決断はアメリカの労働者とアメリカの家族の利益のためになされます」と宣言した。


 そして「皆さんの声、希望、夢はアメリカの運命を決定づけます。皆さんの勇気、善良さ、愛は、私達の歩む道を導きます。私たちはアメリカを再び強くします。私たちはアメリカを豊かにします。私たちはアメリカを再び誇り高い国にします。私たちはアメリカを再び安全な国にします。私たちはアメリカを再び偉大にします」と同じフレーズを繰り返すことで「強いアメリカ」を印象づけ、演説を締めくくった。


 その後は「超厳戒態勢」のパレードが行われ、警察官、州兵は史上最多の2万8000人が出動。パレードに使われる車「ザ・ビースト(野獣)」はアメリカメディアが「小惑星の衝突にも耐える」と表現するほど。ドアの厚さ20cm、防弾ガラス10cm以上、化学兵器を想定して外気を遮断することができる。オバマ大統領は3時間かけてパレードしたが、トランプ氏はすぐに仕事を始めたいと1時間で仕事を切り上げ、ホワイトハウスへ移動した。


 そして仕事始めにトランプ氏が署名したのはオバマ前政権が進めた医療保険制度改革「オバマケア」の廃止だった。またホワイトハウスのホームページで主要政策を公表し、環太平洋経済連携協定(TPP)離脱を表明、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を求める方針を示し、カナダとメキシコが拒めばNAFTAからの離脱を通告することも表明した。

 暴言王の一挙手一投足に世界中が戦々恐々としている。それぞれ有識者はどのように見るのか。


 国際コラムニストのケビン・クローン氏は「オバマ氏はある意味”ロックスター”だった。“PrettyFace”(可愛い顔)とニックネームがつけられている。だが、オバマ政権で上手く行かないこともたくさんあった。それらが噴き出して来たところにトランプ氏は登場した」と経緯を説明する。

 自民党参議院議員の青山繁晴氏は「ヒラリーさんの方が得票率も高かった。支持率が低いのは仕方ない。でもそんなことより『これからどういう政策をするか』に着目しなければならない」


 果たしてトランプ氏の胸中は。次なる一手に注目が集まる。

(AbemaNewsチャンネル/みのもんたのよるバズ!より)

(C)AbemaTV

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