ニンテンドースイッチは苦戦する任天堂を救うのか ゲームジャーナリストの意見は


 任天堂が3月に発売するゲーム機「NINTENDO Switch (ニンテンドースイッチ)」の発表会が13日、東京ビッグサイトにて行われた。

 スイッチは家で楽しめる据え置き型と持ち歩くことのできる携帯型という二つの機能を持つ新しいタイプのゲーム機だ。1台で最大8人がプレイ可能で、コントローラーには人の動きを読み取るモーションセンサーがついており臨場感抜群の対戦ゲームが楽しめるほか、モニターを見ないで相手と向き合って対戦する新感覚のゲームも楽しめるようになっている。


 友達と家に集まって楽しんだファミコンや、持ち歩きができたゲームボーイ、そして爆発的ヒットとなったWii(ウィー)など、任天堂がこれまで生んできた数々のゲーム機の遺伝子を受け継ぎ、すべてを積み込んだ「NINTENDO Switch」に多くの人が期待を寄せている。


 その一人、ゲームジャーナリストのジャンクハンター吉田さんも「新しく任天堂が出すハードは毎回面白く、デバイス・ガジェットとしてもいい。その面白さが(発表会の)動画を見て伝わってきた。早く直接触れたい」と興奮を隠さない。

 吉田さんは「スマホ世代はボタンがない、タッチ。今まで3DSやWiiUは感圧式でシングルタッチだったがスマホはマルチタッチである。今回(スイッチは)10ヶ所マルチタッチできるようにした」「ローティーン向けではなく、ハイティーン向けに作られたゲームだとも思った。今実際子供達が遊んでいるのは3DS、あれも十字キーで遊ぶものだが、それをなくしたということは、勝負に出たのかな」とも語った。


 また、スイッチには「みまもりSwitch」というシステムが搭載されており、親がスマホから子どものプレイ時間を管理できる。ゲームのしすぎで自分の子どもが心配だという親たちに対する気配りまで盛り込まれているのだ。吉田さんは「任天堂はここまで徹底して子育てに介入するんだなと思ったが、このやり方は正しいと思う。ここまでやるということは、子どもにも遊んでもらいたいというのがはっきりと出ている」と話す。

 

 今回の発表を、街の人はどう見ているのか。


「ゲーム好きの人からしたら、どこでも出来るのは嬉しいことだから、買いたいって気持ちにはなると思う」

「適応するソフトが気になる。ちょっとまだ分からないが興味はある」


 との声がある一方、こんな声も。


「スイッチは外でも出来るとやっているが、あれは友達の家でやるからこそ楽しさがあって、持ち運べてみんなで出来るよって言われてもなんか違う感がある」

「(ゲームは)スマホでちょっとやれる程度でいい」


 ゲーム機の"ウリ"とも言えるようになったオンラインでのプレイ。スイッチでは当面の間は無料だが、秋以降には有料になる予定だ。吉田さんは「これも任天堂のマーケティングだと思う。最初はまず触れてもらって、どれぐらいの層がどういうゲームで遊んでいるかというマーケティングデータが必要だからだ。ただ、課金が始まるとトラブルや、オフラインで遊ぶ人が増えるといった状況も生まれる」という。


 ここ数年、減少傾向が続く任天堂の売上。2008年度1兆8386億円であった売上高は、2015年度には5044億円と3分の1以下にまでなっている。


 発表会後、任天堂の株価は前日比1450円安と下落。吉田さんは「任天堂ファン、株主はマリオが最初に来ると思っていたが、それがゼルダになってしまったからではないか。元々WiiUで発売する予定だったゼルダがここにきて発売されても、それはユーザーにとって期待感の裏切り。やはり任天堂=マリオ」と推測した。


「DSの時が最盛期だったと思う。ところがWiiとDSが完全に普及されてしまったからこれ以上伸びしろはない。そうなるとマイナスの一方」と吉田さん。「いきなり爆発的に売れることはないと思う。ジワジワと人気化していくだろう」と話した。

 果たしてスイッチは苦戦する任天堂を救うのだろうか。

(C)AbemaTV

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