一番オトクな電子マネーとは? 便利サービスも続々

まだまだ現金での取引が主流ではあるものの、電子マネーの普及は年々進んでおり、お賽銭に電子マネーを利用することのできる"最先端"の神社も登場している。

日銀の資料によると、電子マネーの決済額は2008年の7581億円から、2015年には4兆6443億円を超えるまでに急成長している。電子マネーで支払うことにより、小銭などを用意する手間が省ける上、現金に換金できるポイントが貯まるサービスもある。ポイント情報サイトを運営する株式会社ポイ探の菊地崇仁社長も「電子マネーはお得かつスピーディ」と話す。

 昨年10月に導入が始まった米アップル社の「Apple Pay」は、さまざまな電子マネーを一括してiPhone上で管理できるサービスで、iPhoneさえあればコンビニで買い物することも電車に乗ることもできる。「おサイフケータイ」とは異なり、限定された通貨しか使えないが、ネット決済に強いという特徴がある。指紋認証だけで決済できるので、クレジットカードの番号を入力する画面を他人に見られることがないため、安心して買い物が可能だ。もちろん電子マネーを使用するため、ポイントも貯まる。


 前出の菊地氏によると、今のところ一番オトクなクレジットカードの選び方は、クレジットカード機能付き「ファミマTカード」と「LINE Payカード」の併用であるという。通常の電子マネーが0.25〜0.5%程度の還元率のところが、「LINE Pay」で決済すると2%還元される。この2%という割合について「おそらく赤字覚悟でやっているんだと思います」とそのポイントの高さを語る。さらにファミマTカードのクレジットカード機能を使ってLINE Payカードへとチャージすれば1%貯まる。合計3%もお得になるのだ。


 電子マネーを使った便利なサービスも次々に開発されている。たとえば「POCKET CHANGE」は、海外旅行からの帰国後、換金できない余った硬貨の処理に困ったときに便利なサービスだ。機械に硬貨を入れて換金したい電子マネーを選択するだけで、その金額がチャージされ、電子マネーとして使用できる。今後、空港などに設置されていく予定で、通貨は円やドルなど5種類、電子マネーは15種類に対応するそうだ。 


 また、「個人間送金」のサービスも2017年市場が拡大するといわれている。「Kyash」という開発中の無料送金iOSアプリは、登録しているクレジットカードを介して友人への送金や請求ができる画期的なサービスだ。手数料はかからず、クレジットカード払いなのでチャージをする必要もない。開発会社の「Kyash」代表取締役の鷹取真一氏は「価値や現金は時代を映した形でありつづけるべき。今後キャッシュレスが進む中で新しいカタチを提供していきたい」と語る。


 日経ビジネスの柳瀬博一氏は、「作っている側のメリットは、誰が何をどこで買っているかという個人情報を得る事ができるということ。最大のビッグデータである、個人の買い物データを企業に提供しているということ。それを企業は新商品の開発などに役立てることができる。また、ポイント制度はポイントを集めるためにお店側の顧客の囲い込みにつながる」と説明。今後はどのクレジットカードや電子マネーがお得か、顧客の争奪戦が加速するとみられている。

 菊地氏も「2020年の東京オリンピックまでに、現金しか使えないという店は減り、クレジットカードや電子マネーでのやり取りが増え、キャッシュレス化がさらに進んでいくだろう」と話している。

(C)AbemaTV

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