昨年はトランプ勝利も的中!みずほ総研の「とんでも予想」が予測する2017年

 20日に予定されているトランプ氏の大統領就任に始まり、ヨーロッパでは3月にイギリスのEU離脱が本格化、オランダ総選挙やフランス大統領選挙、ドイツ連邦議会選挙など、2017年は世界中で注目ニュースが目白押しだ。朴槿恵大統領の辞任表明で揺れる韓国でも大統領選挙が行われ、中国では5年に1度の中国共産党大会で秋には最高指導部が大幅に入れ替わる予定だ。


 そんな中、今後の世界情勢を予想したあるランキングが注目を集めている。みずほ総研の『とんでも予想2017年』だ。2016年版は、なんとトランプ氏の大統領選勝利や、ブラジルのルセフ大統領罷免を的中させている。2017年はどんな"とんでも予想"をしているのだろうか。作成に携わっているみずほ総研市場調査部長の長谷川克之氏に詳しく聞いた。


 "とんでも"というネーミングについて長谷川氏は「可能性は必ずしも高くない、ただし実際に起こった場合には相当な影響が出てくる、いわゆる"テールリスク"を分析し、予測をしている」と説明。昨年は「消費税増税の先送り」も的中させたが、イギリスのEU離脱については「最後の最後まで悩んだが、結果としては予想に入れられなかった」という。


 「予想するのはかなり難しい。なかなか当たらない中で議論して、『こういったことが起こったら大変だな』というリスク管理の観点から準備をしておく必要があるのではないか、そういった発想で作っている」(長谷川氏)。


 作成の際には70人いるエコノミストが意見を出し合って、何回も会議を行って議論を交わしているが、自由な発想・遊び心も大事にしているという。そんな『とんでも予想』の2017年版は一体どんな内容になっているのだろうか。10項目をピックアップした。


 1 日本型大型減税「トランプホテル」誘致

 2 米国で資産バブル発生

 3 経済的利益から米国が中国に急接近

 4 日銀 超長期金利が急上昇

 5 日本100年国債発行 世界的に財政拡大

 6 欧州で難民流入急増からEUへの不満爆発

 7 英国 Brexit撤回へ バブル懸念

 8 北朝鮮国民が日中韓に流入し難民問題

 9 10年周期の経済・金融危機ジンクス

 10 世界的に異常気象 食料不足が深刻化


 日本型大型減税「トランプホテル」誘致とはどういうことだろうか。長谷川氏は、アベノミクスによって法人実効税率は引き下がってきたものの、トランプ政権下でアメリカの法人実効税率が下がった場合、国際的に見て日本の税率が高くなることを指摘。アベノミクスが大型減税を採用する可能性があるとした。さらに成長戦略の一つとして、トランプホテルを日本に誘致するということがあっても面白いのではないか、とした。


 また、"10年周期のジンクス"については、1987年のブラックマンデー、1997年のアジア通貨危機、2007年のサブプライム危機など10年周期で金融危機が起こっており、「10年周期で世界の金融市場を揺るがすような危機が起こっていることに注目」したとし、2017年にも金融危機の可能性があるとした。その根拠として、ブラックマンデーは国際協調の失敗、アジア通貨危機はドル高、サブプライム危機は不動産価格の上昇があったとし、現在の状況がこれに似ていることを指摘。アメリカの自国を優先する政策によって国際協調がうまくいく雰囲気ではない、金利を上げていくことでドル高が進む、さらにアメリカの不動産価格は2007年のピークを上回って上昇していることを挙げ、ヨーロッパ発の金融危機が起こることを予想しているという。


(C)AbemaTV

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