バンコクで喪服セールが積極展開中 「黒」がブームに

 2016年10月13日、タイのプミポン前国王が逝去したが、以来タイ国内では「黒」を各所で見るようになっている。もともと政治をめぐってはタクシン元首相を支持する一派が「赤」を身にまとい、反対派が「黄」を身にまとったりもしてきた。また、バンコクでも有名なカオマンガイ(チキンライス)店も店員の着用するシャツの色に応じて「ピンクのカオマンガイ屋」や「緑のカオマンガイ屋」といった呼ばれ方をする。

 それでは2017年初頭の色といえば何か。それは「黒」である。プミポン前国王の弔意を示すべく、人々は「黒」を身にまとっているのだ。それはTシャツやワンピースなど、衣服のどこかに「黒」があれば良いのだという。

「もし、黒い服がなければ白でもいいですよ。私は極力黒を身にまとうようにしていますが」(タイ在住日本人女性)


 プミポン前国王の肖像が描かれた街中の看板も背景は基本的には「黒」。道行く車も新たに黒く塗られたもの以前より目立つ。黒いタクシーもあるほどだ。


 そして、こうなると当然衣料品店でも「黒」のスペースが多くなり、中には「喪服セール」をやる店も出てきているのだ。衣料系の商店が軒を連ねる「プラトゥーナム」というエリアにある「プラチナムファッションモール」では、マネキンも用いて喪服を販売している。


 「HOT! SALE」と題し、本来290バーツ(約951円)のブラウスが190バーツ(約623円)に値下げされたり「ZARA」を謳う喪服まで登場(しかもマネキンの首からは「シャネル」のネックレスが……)。  


 歩道で衣料品を販売する人々も喪服をこぞって売っており、売れ行きは良いようだ。

「それだけプミポン前国王が敬われていたあらわれでしょう。私達のような日本人であっても、同じ仏教徒だと思われているだけに、この作法に従うのも良いかもしれないですね。なんとなく、飲食店とかでも扱いが良くなるような感じもします」


 もし、これからタイへ行く人がいたら、1着でも黒い服を用意するのが良いかもしれない。或いは現地で黒い服は容易に見つけることが可能だ。


文/AbemaTIMES編集部

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