糸魚川大火 地元商店街がTwitterで発信も

 22日に糸魚川市で発生した大規模火災は、約30時間後のきのう午後4時半頃 にようやく鎮火した。被害を受けた住宅等は、およそ150棟 にのぼり、363世帯、744人 に避難勧告が出された。死者はいなかったものの、8人 がやけど等の軽傷を負った。

 この日、皇居では天皇陛下の83歳の誕生日を祝う一般参賀が行われた。天皇陛下は「新潟で強風の中、大きな火災がありました。多くの人が寒さの中、避難を余儀なくされており、健康に障りのないことを願っています」と、火災に言及、糸魚川の人々を気遣われた。


 警察によると、出火原因は中華料理店の鍋の”空焚き”の可能性が高いという。


 被害の少なかった一角には、商店街事務局による休憩所が設置されており、各店舗に「どのような支援が可能か」というアンケートをとり、Twitterで支援状況を発信している。


 自宅が被害に遭った大久保康子さん は、避難所で「燃え尽きた」と聞いた家を自分の目で確認しようと見に行ったところ、『ここは今入れません』と追い返されてしまったという。


 大久保さんが撮った映像には、屋根が燃えて本来の形を維持できなくなった自宅の姿が写っていた。

 災害社会学が専門で、新潟県出身 でもある東京大学大学院の関谷直也・特任准教授は「糸魚川市は今まで交通の便が悪かったが、最近やっと新幹線が通って“これから”という時に災難だった」とコメント。


 今回、被害が大きくなってしまった要因について「初期消火が遅れて、風が強いということは大火の条件。そのよくある状況だったのでは」と推測する。


 商店街による早急な支援体制に関しては「他の災害と違って、周りの人々が無事なので、支援を行いやすいということがあると思う。積極的にやっていくべきだ」とした。


 今回被災した地域の火災前の航空写真を見ると、密集した木造住宅であるという特徴があることがわかる。

 関谷准教授は「こういった密集した住宅地帯は全国各地に多くある。だからこそこのような大規模火災は全国各地で起こり得ると言える。やはり火災の危険はどこにでもある、ということを知ることが一番やらなくてはならない対策。その次に知ってほしいことは、火が燃え広がらない広域避難場所。自分の家の近くにある広域避難場所を確認しておくべき」と指摘した。


 「自分は大丈夫だろう」という気持ちを失くすことが火災から身を守ることにつながる。そのための注意を払うことを忘れてはならないことだろう。

(C)AbemaTV

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