涙を浮かべ「ねぇお願い。」経営危機のスキー場が発信するCMが話題に

「ねぇお願い。今シーズンは五ヶ瀬に来て…。」

切なる言葉で呼びかける、あるスキー場の命運をかけたCMがネット上で話題になっている。

制作したのは、宮崎県にある五ヶ瀬ハイランドスキー場。日本最南端のスキー場で、大自然に広がるゲレンデは天然の雪だ。1990年に開業し、五ヶ瀬町が4年間運営したのち、現在は第3セクターが運営している。ピーク時には年間およそ9万人が来場していたが、アクセスの悪さと、九州ということもあり積雪量が不足、来場者が減少している。2012年には外部の検証委員会に「今後5年間で経営改善の努力をしても事業の好転が見込めない場合はスキー場から撤退すべき」との条件が出され、閉鎖の危機に陥ったこともある。現在も、再来年以降の営業継続は未定だという。

危機のスキー場を救うべく立ち上がったのは、原田俊平町長。福岡県出身のモデル・女優の藤田可菜さんを起用制作したCMはネット上で話題を呼んだ。2014年から続くシリーズは、累計で180万回以上再生された。「スキー場などの観光産業はコマーシャルが大事。町民一丸となって、私たちの苦しい思いをスキー・スノーボードファンに訴えてお客さんを増やそうとCMをつくった」と話す。

「我がふるさと五ヶ瀬のスキー場がずっと続くように、みなさん来てください、という思いが込められている」と説明するスキー場の秋山畩廣副支配人。しかし「去年は全国的に雪が少なく、運営ができなかった。」と、業績改善にはつながらず、去年の総来場者数は、損益の目安となる年間来場者数4万人に遠く及ばない3万3404人。これは過去10年で最低の来場者数で、約3000万円の赤字となった。

今年も4万人が来場しなければ、経営はさらに厳しくなる。しかし、雪を降らせる本格的な寒波はまだ到来していない。

「4万人来場しないと五ヶ瀬スキー場がなくなるかもしれないという危機に直面しています。皆さん、CMを見るだけでなく遊びに来てください」と切実な表情で呼びかける藤田さん。演じている「南ちゃん」はHP上で涙を浮かべている。

(C)AbemaTV

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