夫の不倫相手に女性工作員が接近、男性工作員を紹介し… 「別れさせ屋」の世界

 「別れさせ屋」という言葉をご存知だろうか。裏工作を行い、自発的に夫婦関係や恋愛関係を解消させる手助けをする仕事のことをいう。実際に「別れさせ業」を営んでいるアクアグローバルサポート株式会社代表取締役の藤木仁氏によると、今年は不倫が多い年で、昨年に比べ依頼も増加したという。


 この仕事の特徴は、円満な別れを作り出すこと。例えば「旦那が浮気しているので不倫相手の女性と別れさせてほしい」という妻からの「依頼」の場合、不倫相手の女性を「対象者」とし、女性工作員が友人として近づき男性工作員を交際相手として勧めることで、不倫をやめるきっかけを人為的に作るのだという。

 藤木氏は依頼増加の背景について「今はお金で解決できるなら、メンタル的な弱さは人に依頼して助けてもらう、という考えに変わってきている」と分析する。


 業務の流れはこうだ。依頼が舞い込んでくると、社内で極秘会議を開催。専任の担当者、計画を実行する工作員、計画をチェックする専務と藤木代表、というメンバー構成だ。「対象者」の人間性、行動パターンを調査し、計画を練る。

 工作員として9年のキャリアを持つ水沢さん(仮名)は、「対象者」と同じ習い事に通うことで知り合い、興味のあることや好きなものについて知識を蓄え、次第に仲良くなっていくという。これらの過程では、「仕事」とは思わず、「対象者」に対し興味を持つことが大切なのだという。また、案件は男女間の関係だけではなく、占い師に洗脳されてしまった人の"目を覚まさせる"といった案件もあるという。


 仕事上、"グレーゾーン"の行為も多いという「別れさせ屋」だが、水谷さんの会社は、公序良俗・道徳に反したことは行わない、といった、一定の越えてはいけないルールを守って営業しているという。


 依頼者たちは、別れさせ屋に仕事を頼むことに躊躇はなかったのだろうか。夫を浮気相手と別れさせようとしたある依頼主の女性は、「不安もあったが、相談にも親切に乗ってもらえたことで信頼ができた。アドバイスをもらう中で、旦那との関わり方において自分の態度が悪かった面もあると、自分の言動を反省するきっかけにもなった。5ヶ月半で180万円という高額ではあったが、結果として家族、夫婦が円満になり、依頼して良かったと感じている」と教えてくれた。

(C)AbemaTV

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