「推薦した人が大臣になった」崔被告、国政介入の影響力

 9日、韓国国会で朴槿恵(パク・クネ)大統領への弾劾訴追案が可決し、朴大統領の権限は即日停止となった。そんな中、韓国の国会では、崔順実(チェスンシル)被告 の国政介入疑惑を追及する聴聞会が開かれた。


 6日 、崔被告が設立した財団に出資した9大財閥のトップが国会で証言した。サムスン電子副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)氏 は、「朴大統領から出資要請を受けたことはありますか?」との質問に対し、「韓国の経済発展や、観光産業発展のために惜しみない支援をしてほしいというお話はいただきました」と答えた。一方で、「崔被告と娘に提供した金はいくらですか?」と追及され、「正確な金額は覚えていません」とした上でおよそ7億2000万円を支援したことに否定しなかった。

 渦中の崔被告の娘は出席日数に不正があったとして、高校の卒業資格を取り消しになり、すでに名門女子大学の入学も取り消しになっているため、学歴は中卒になったという。


 7日 の聴聞会は崔被告が出席を拒否する波乱の幕開けとなった。寵愛を受けたとされる音楽プロデューサーのチャ・ウンテク被告 は、その影響力について「一昨年、崔被告に大臣を推薦したことがあるんです。最後に推薦した人が大臣になったんです。こんなことを出来る人がいるのかと思いました」と話した。


 そんな中、金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長 には、「セウォル号が沈没したときに大統領が髪の手入れをしていたことを知っていましたか?」という追及があった。セウォル号沈没事故の当日、事故の最初の報告を受けた午前10時頃から、安全対策本部に姿を現した午後5時15分頃までの空白7時間、朴大統領が何をしていたかわからないという疑惑だ。


 韓国メディアによると、沈没事故の報告を受けた直後、有名美容師を呼び化粧やヘアセットに90分かけたという。また、夕方対策本部に姿をあらわす直前、意図的に疲れたように見える髪型にしたという情報もある。この疑惑は、朴大統領を弾劾に追いやった国民の怒りの一つでもある。国民の生命、安全、財産を守らなかった、その象徴的な事件としてセウォル号沈没の時の大統領の行動が追及されている。

 弾劾訴追案が可決された朴大統領。そんな中、韓国国内でポスト朴大統領と目されているのは、前回の大統領選にも出馬していた文在寅(ムン・ジェイン)氏、国連事務総長の潘基文(パン・ギムン)氏、そして”韓国のトランプ"とも言われている李在明(イ・ジェミョン)氏の3人だ 。


 日本にとって、誰が大統領となるのが望ましいのだろうか。コリアレポート編集長の辺真一氏 は「比較的日本に好ましいのは潘基文(パン・ギムン)氏ではないか」と話す。国連事務総長を経験し、外相や大使も務めた潘基文(パン・ギムン)氏は外交の重要性を熟知しているはずだ。一方で、李在明(イ・ジェミョン)氏、文在寅(ムン・ジェイン)氏は反日派で知られており、日本が朴政権下の韓国と築いてきた協定や関係性が白紙に戻ってしまうのではと懸念されている。


 大手財閥による経済の独占、そして政治の混乱。韓国国民が求めているのは、平等で公正な社会だ。

(C)AbemaTV

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