「生活保護ブラック公務員」とは?扱いはアルバイト、正規職員の3分の1の収入

 公務員といえば、安定職業の代表格だと思われがちだが、昨今は「生活保護ブラック公務員」が存在する。非正規雇用が公務員にまで広がり、正規職員との間での差が広がるばかりなのだという。学童指導員という仕事においては、92.8%が非正規となっている。

 12月3日、『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)には、生活保護を受けながら公務員の仕事を続ける女性が生出演した。その女性、フミエさん(仮名)は、中学特別支援学級で働きながら10年前から生活保護をもらっているのだという。また、番組には官製ワーキングプア研究会の上林陽治氏も出演した。


 現在、地方公務員の3人に1人は非正規公務員。2012年の自治労調査によると、同じ仕事をしているのに収入が低い非正規の地方公務員は70万人にのぼる。常勤職員と同じ仕事をしているので、とてもアルバイトとはいえないが、扱いはアルバイト並みという実態がある。

 上林氏は「辞める時も一方的に通告されます。大概は1年雇用で、『もうあなたは必要ない』と言われる『雇止め』になってしまいます」と語った。


 フミエさんは、現在中学校の特別支援学級で子供に国語や数学を教えている。8時15分から16時15分まで働き、月の手取りは11~12万円ほど。正規の職員は3倍ぐらいは貰っているという。これまでに学校現場で働いて20年ほどで、生活保護は毎月1万5000円ほどもらっている。


 年に1回、採用されるかどうかの話があり、1年ごとに学校を転々としていくのだとか。ここで、ジャーナリストの七尾藍佳氏が「学校が変わるというのは……。通常の派遣だと3年雇った後に正規として雇う必要がありますが、正規採用にしないための作戦ですか?」と質問。これにフミエさんは「その通りです」と同意した。そして上林氏が続ける。


 「人件費を抑えるためにやっている面もあります。今、公務員の数を減らす傾向があります。それなのに仕事は増える。そこで彼女のような非正規を雇い、そこに入れていく形を取る。無期雇用にすると正規になるわけです。正規にするとずっと働いてもらわなくてはいけないので、雇止めにするわけです」


 そして、公務員の管轄官庁である総務省はこの実態を分かっていると上林氏は語る。「2000年以降4回調査している。分かっているはずです」(上林氏)。

(C)AbemaTV

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