堀潤氏、ASKA容疑者の逮捕めぐる加熱報道に「冷静に見守ることも必要」

 警視庁が28日、歌手のASKAこと宮崎重明容疑者を覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した。


 ASKA容疑者は2014年5月にも覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され、9月に懲役3年執行猶予4年の有罪判決が確定。判決後「罪の重さを改めて認識いたしました。家族の支えのもとで人として立ち直り、健康を取り戻す決意です」とのコメントを出していただけに、執行猶予中の今回の再逮捕は多くのファンを悲しませる事態となった。


 捜査関係者によると、事の発端は25日午後6時頃、ASKA容疑者本人からの「盗聴とか盗撮されている。間違いないから警察官が来てくれ」との110番通報だったという。警察官が駆けつけると、ASKA容疑者はろれつが回らない状態で、任意で尿検査を行なったところ、28日に陽性反応が出たということだ。


 一方、当のASKA容疑者は自らの逮捕に関する報道に対し、ブログを更新し反論。まず「はいはい。みなさん。落ち着いて。」というタイトルの記事で「間違いですよ。詳しくは、書けませんが、先日、僕の方から被害届を出したのです。」とした上で、「逆に疑われて尿検査を受けました。何の問題もありません。すべてフライングのニュースです」と主張した。

 また、「逮捕間近」と報道した番組に対して「幻聴、幻覚など、まったくありません」とコメント。テレビ各局が夕方のニュースで報じる中、「とにかく驚いています。」と題して「科研が調べたのなら、無実は証明されているはずです」と覚醒剤を使用していないと再度ブログを更新。「これはマスコミのフライングです。今は、これしかお伝えすることはありません」とコメントした。

 今回、28日になって事態が急展開を見せたにもかかわらず、メディアが非常に迅速な対応をみせたことが注目されている。


 警視庁クラブの大山智由貴記者は、ASKA容疑者が逮捕されるのではないかという情報を知ったのは28日の昼過ぎだったという。その後、組織犯罪対策5課が「この後逮捕状を請求します」との記者会見を行ったという流れだったと説明した。


 大山記者は、執行猶予中の身で再びこのような事態を引き起こしたASKA容疑者の今後については、「どういう量刑が下るのかまでは分からないが、覚醒剤の再犯率は65%にも上るため、その辺がどのように裁判で判断されるのかが注目されると思う」と説明した。


 「(捜査の状況に関する)情報は、意図的に警察からメディアへ出される」と語るのは、8bitNewsを主宰する堀潤氏。「芸能人の薬物事案は、ニュースの時間に合わせて撮らせるということがある。大きく取り上げてもらうことで、薬物撲滅、犯罪抑止、そして一つには警察の手柄など、色々な効果がある。」と説明した。


 また、今回の報道に関して堀氏はメディアリテラシーについても言及。「覚醒剤事案は絶対に許してはいけないし、再犯率が高い犯罪であるためこういうことに手を染める人が少しでも少なくなることが大事なメッセージ」と前置きしながらも、「一方で、これだけ容疑者という言葉が連呼されている。誤認逮捕というものも世の中にはあるため、メディアリテラシーとしてはこういう動きを冷静に見守ることも必要なのかなとも感じる」と自身の考えを述べた。


(C)AbemaTV

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