東日本大震災から5年、福島県沖の地震をめぐる情報伝達に変化は

 22日に発生した、福島県沖を震源とする地震。福島、茨城、栃木3県で震度5弱を観測し、太平洋沿岸の広い範囲に津波が到達した。


 東日本大震災から5年ーー。2011年3月11日の東日本大震災の余震とみられている今回の地震で、情報の伝わり方はどのようなものだったのだろうか。


 まず、テレビでの津波速報の伝え方に変化が見られた。

 2011年の東日本大震災の際、各局は津波警報・注意報を伝える速報「全国地図」で示していたが、今回の速報では、「すぐにげて!」「津波!にげろ!」「いますぐ にげて」など、迅速な避難を訴える指示が大きな文字で表示された。


 また、5年前は主に“観測された”津波情報を伝えていたのに対し、今回は “到着予想”が大きな文字で、シンプルに伝えられていた。


 気象予報士・防災士の穂川果音氏は気象庁の発表に関しても「5年前の反省を活かした改善点が見られた」と話す。


 例えば津波の高さを表す際、数値では危険度が伝わりにくいことから、大津波警報の第一報では数値ではなく「巨大な津波」と伝えるように変更されているという。また、より高い津波が来る場合を見越して、最大波の高さを数値では表さず「観測中」と発表するようになったという。いずれも想定外の事態を見越した、迅速な避難行動へ繋げるための工夫だ。


■ネット上では…


 「ポケモンGO」を運営するNiantic(ナイアンティック)社は利用者の安全を考慮し、東日本大震災の復興支援の一環で行われていたレアポケモン「ラプラス」の出現率が上がるイベントの終了を発表した。同社の早朝に発生した地震にも関わらず、対応が迅速だったことにSNS等では賞賛の声が上がった。


 一方、今回の地震でも、悪質な”デマ”が流れた。問題となったのは、地震発生から42分ほどあとに投稿されたツイート。「津波やべええええええ!!!!」という文章とともに写真が投稿され、拡散した。写真は東日本大震災に福島第二原発に津波が押し寄せた時のものだった。


 4月に発生した熊本地震では「熊本の動物園からライオンが逃げた」というデマ情報をTwitterに投稿し、業務を妨害した疑いで投稿したとみられる人物が逮捕されている。ネット上に流れる情報には誤った情報もあることを考慮し、慎重に向き合う必要があるだろう。



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