ISがニューヨークでテロ予告、現地では”テロの脅威に屈しない”という空気も

 過激派組織ISが発行する機関誌が、今月24日にニューヨークで行われるメイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレード(Macy's Thanksgiving Day Parade)への攻撃を示唆していることがわかった。米メディアによると、警察は警備強化を計画しているという。


 同イベントは毎年11月の感謝祭の時期に開催される一大イベントで、マンハッタンの目抜き通りを、大型バルーンやマーチングバンドなどがパレードを行い、350万人近くの観衆が集まる。


 ISは機関誌「ルミヤ」の中で、「車両によるテロ攻撃」の特集を組み、7月に仏ニースで発生したトラック突入事件を引き合いに出して今回のパレードが「素晴らしい標的」であるとしている。


 現地報道によると、ニューヨーク市警はすでに予防措置を実施。日本の外務省も18日、テロなどに巻き込まれることのないよう注意喚起を出した。


■開催を間近に控えたニューヨークの様子は

 ISによるテロ攻撃の示唆ついて、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は自分たちが工作員を送り込むという”予告”ではなく、”呼びかけ”だとの見方を示す。黒井氏によると、ISは現在かなりの劣勢に立たされており、支持者がシリアとイラクの本部まで行くことは困難になっており、世界中に散らばった支持者が自国でテロを起こす危険の方が高いのだという。


 一方、「いつもと変わった様子はあまりない」と話すのは、ニューヨーク在住ジャーナリスト中村英雄氏。当地では年末のカウントダウンや、マラソン、大統領選など、多くの人が集まるイベントが多いことから、テロ予告等も頻繁に起きており、万全の体制が整えられているという。


 また、ニューヨーカーの間ではこのような楽しいイベントを自粛すること自体がISに対する”負け宣言になる”という風潮もあり、”テロの脅威に屈しない”という意識が市民に共有されているという。

(C)AbemaTV

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