青山繁晴氏、米がTPP不参加でも「アメリカの顔色をいちいち伺う必要もない時代」

 米大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏は、アメリカに必要なのは二国間貿易だとし、TPPはいらないというスタンスを明確にしている。しかし日本の国会では与党が民進党などの反対を押し切ってTPP承認案の採決を強行、衆院を通過させた。民進党の野田佳彦幹事長は「茶番じゃないか。新しい大統領にケンカを売るような話にもなりかねない」と懸念を示した。


 果たしてトランプ大統領誕生でTPPはどうなるのか? 12日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)に出演した参議院議員(自民党)の青山繁晴氏はこう語る。


 「アメリカの顔色をいちいち伺う必要もない時代で、これこそチャンスです。TPPでアメリカ抜けるんならいいじゃないですか。ペルーやベトナムとやればいいです。アメリカが出ていくのならば、その後新しい枠組みを作ればいいんです。TPPは『環太平洋経済連携協定』といいますが、全部の国でやらなくていいんです。西太平洋だけでもいいし、アメリカ抜きでもいい。トランプは自分の得することを考えますよ。つまり、4年後の再選を考えて、強い方(再選に有利に持っていける勢力)がTPP賛成と言ったらコロッと変わります」


 その一方、国際ジャーナリストの春名幹男氏は、TPPにアメリカが参加しない可能性が高いと語る。


 「米議会では、雇用を輸出した、ということでTPPが反対され、今年春段階で上院が『大統領選までは議論しない』と言った。そこでヒラリー・クリントンはTPP反対になったのです。そういったこともあり、今の形でのTPPは発効しません」


 そして、青山氏は、日本がTPPを批准したとしても、アメリカが発効しない方がいいと述べる。というのも、食の安全性について懸念があるからだ。


 「アメリカの農場で、穀物の中に知らない薬を入れたものを受け入れなくてはいけないんですよ。ベトナムとかは、こうした自由貿易は日本が主導した方が喜ぶでしょう」(青山氏)


 また、春名氏も、ここまできたら「TPP」という名前を変え、1から貿易交渉すればいいと提案。そもそもトランプ氏の所属する共和党は元々自由貿易推進の党であるため、そこの基本に立ち返って交渉した方が良いそうだ。

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