世界的に業績不振のツイッター、日本では好調の理由とは? ITジャーナリストが解説

フェイスブックとツイッターが相次いで業績を発表。フェイスブックが売上高は過去最高を更新する一方で、ツイッターは伸び悩み、リストラに踏み切るなど明と暗が別れた。

フェイスブックは今月2日に発表した第3四半期の決算は、売上高が70億1100万ドルで前年同期の45億ドルから56%増。ツイッターは、第3四半期の決算で、売上高は6億1600万ドルと前年同期比で8%増加したものの、少なくとも3年連続の赤字で今期の損失は1億300万ドルに上った。

広告収入でも、2社の差は歴然。フェイスブックは前年同期比59%アップの68億ドルを超えたが、ツイッターは5億4500万ドルと前年同期比6%増にとどまり、全従業員の9%をリストラする計画や動画共有サービス「Vine」も数カ月以内に終了することを明らかにしている。

とはいえ、ツイッターは、日本国内に目を向けると実は好調。今月2日、国内の月間利用者は4000万人を突破。昨年末からおよそ14%増え、世界全体の同時期の増加率4%に比べると着々と、その数を伸ばしている。広告収入も日本では好調で世界全体の10%まで拡大している。

世界と日本、SNSの使われ方にどんな違いがあるのか、AbemaTV『AbemaPrime』ではITジャーナリストの三上洋さんに話を聞いた。

三上さんによると、フェイスブックが好調な理由は、モバイルの移行にうまく成功しているから。ターゲット管理がしやすいフェイスブックでは、モバイル広告の業績をうまくあげることができているのだという。ただ、ツイッターは世界的には不振でも、日本で人気である理由は?

三上「日本は本当にツイッター大好き。いろんな仮説があって、一つは、140文字で入る情報量は、英語に対して日本語は倍。中国語は4倍になる。(英語圏の人たちは、ツイッターを)コミュニケーションとしては使いづらい。もう一つ大きいのは、比較的日本は文化的にかなり均一であること。国民全体がひとつの話題についてお祭り騒ぎをするのに、ツイッターは向いています。英語圏の場合、多民族、多言語ということで、同じことを共有して、ひとつのことをワッという感じでなかなか盛り上がりにくい。

またツイッターについては、日本はもともと俳句と短歌の文化。掛け合いは句会のようなもので、日本人はスムースに受け入れるよね、ということはよく言われています」

今後のSNSの流れについては、三上さんは「一つはライブ動画ですね。ツイッター(の人気)はいちばん微妙な線だと思います。日本企業が(ツイッター社を)買えば良いという意見もありますが、(買収金額は)3兆円くらいだという噂もあるんです。それじゃ誰も買わないですよね」と話した。

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