【K-1】武尊が超過酷なトーナメントの裏側を明かす「拳も足も決勝前にボロボロ」「体が壊れてもいい、死んでもいい」

11月4日「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~」の一夜明け会見が都内で行われ、トーナメントを制した武尊が試合を振り返った。圧倒的な優勝の裏で、初代フェザー級王者の口から出た言葉は、一回戦からケガを抱えながらの満身創痍の舞台ウラだった。

一夜明け、トーナメントを勝ち抜き安堵の表情で終始笑顔で会見に答えた武尊は「ずっと挑戦と言って来ましたけど、凄いプレッシャーが大きくて2ヶ月前から追い込み始めて、そこからずっとプレッシャーとの戦いだったので、一回戦から決勝まで勝ち上がって勝った時に一緒に練習してきた、雅和さん(渡辺雅和トレーナー)の顔を見たら今までのプレッシャーからの開放感で涙が止まらなかった。もっとカッコ良く決めたかったんですけど」と、この試合に臨むまでの重圧を回想した。

「一回戦から強い選手で正直こっちのブロックはヤバイな」と試合前から思っていたという武尊。

一回戦のジェイミー・ウィーランとの試合後の時点でかなりのダメージを負い気合で戦い続けた「どこといい出したらキリがない位にボロボロなんですけど。足は一回戦からずっと足の甲とヒザが痛くて、控え室に戻ったら曲がらなくなってしまって、しんどかったです」といいつつも、小澤海斗を筆頭に多くの選手がKO決着するなか「自分も倒さなきゃ」という焦りも感じていたという。

準決勝の対戦相手、ユン・チーに関しては「今までやった中で一番フィジカルが凄い選手」と評し「パンチの重い攻撃が強く、試合中久しぶりに何度か効きましたが、最後は気持ちだけで戦いました」と見た目よりも苦戦していたことも打ち明け、右手の拳に痛々しく巻かれた包帯については「病院にまだ行ってないですが、ユン・チー選手の頭が硬かったです」と準決勝で負った傷であることを明かした。

前日会見での小澤海斗との険悪な雰囲気の中で一見すると罵り合いにも見えた「約束」が後押しした部分もあったようだ。

「小澤選手もちゃんと会見通り決勝まで上がってきたし、K-1という世界最高の舞台でそういう選手とやれるということはそう無いことだと思い「体が壊れてもいい、死んでもいい」と思いっきり戦いました」と決勝戦を回想した武尊、スコアは3-0、全ジャッジが「30-25」という大差での勝利も 「決勝はKOで終わらせたかったんですけど、ユン・チ-選手の試合で右の拳をやっちゃって。足も両足ボロボロで出したい攻撃が出しきれなかった。気合で殴ったんですけど、殴ったのは左のパンチで右が強く打ったら骨がグリグリ言ってて、最後はグチャグチャになっても殴ろうと思ったけれど、小澤選手も気持ちが強かった。あれだけの事を言って決勝に上がってきたので倒れたくないというのもあったと思う。でも3Rフルで殴り合えたのは楽しかった。次やる時はぶっ倒します」とKO決着にならなかったことに悔しさを滲ませた。

K-1スタート時から「ライバル」や「因縁対決」という触れ込みでメディアを賑わせて来た小澤海斗との関係には「僕はライバルとは思ってないですけど、うるさかったんで黙らせたかったというのが一つあったんで。このトーナメントは過酷だったと思うし外人選手も強い選手が多かったんで有言実行で上がってきてくれて、気持ちの戦いが出来たと思うので、そのことについては僕は「ありがとう」と言ったんですけど。キライなのは変わってないです(笑)」と対戦相手を讃えつつも、敵対する関係は変わらないことも加えた。

試合直後に語った大晦日のRIZIN参戦や、今回の2階級制覇にとどまらないこれからの展開については「大晦日は格闘技だと思うので出たいと思ったんですけど、ケガの状態をみてから考えたい」と今回のトーナメントで負った傷の回復具合によることを語った武尊。K-1史上初となる二階級制覇に関しては「目標だったしクリアしなければならない壁だった」と自身のノルマ達成に満足しながらも、当面は「世界に強豪がまだまだいるのでこの階級とベルトの価値を高めて行きたい。自分にとってはこの階級がベストだと思うので、敵がいなくなったら上の階級を考えたい」としながらも「複数階級もあるし、それ以上にもっとK-1をたくさんの人に見て貰って「K-1最高だ」っていわれる大会にしたい」と抱負を語った。

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