メンヘラ徹底討論 NMB48市川美織「“メンタル〇〇〇〇”だと思っていた」

27日放送のAbemaTV『AbemaPrime』の「ざっくり!社会学」コーナーは「メンヘラ」がテーマ。「メンヘラ展」主宰でありアーティスト・あおいうにさん、キャラクター「メンヘラチャン」の作家で“病みかわいい”と呼ばれるジャンルの火付け役と言われているイラストレーターの江崎びす子さん、アイドルグループ「バンドじゃないもん!」のメンバーで作家・小説家のちゃんもも◎さんをゲストに迎え、精神科医であり心療内科医でもある、みなとメンタルクリニック院長の髙橋理惠子さんとともに、「メンヘラ」の意味からメンヘラカルチャーまで徹底解剖した。

「メンタルヘルス」という言葉が匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」などで「メンヘル」と略されるようになり、それに「-er」形がついて「メンヘラ」という言葉が生まれたといわれている。

日経BPヒット総研上席研究員の品田英雄氏は「メンタルが病んでいる人という感じ」というイメージを解説するが、この日ゲスト出演していたNMB48の市川美織は「“メンタルヘラヘラ”の略だと思っていたんですよね。感情とかも、全部ヘラヘラーみたいな、何もかももういいや!みたいな状態だと思っていて、初めて知ってびっくりしてます」とびっくり。

■自分自身を、メンヘラだと思うか

あおいさんは「YES」。

「今、物質誘発系精神病性障害で入院中なんです。3、4年前にドラッグをやっていて、その後遺症で錯乱状態になることがあって。心の隙間を埋めるために薬物をやったことがメンヘラだと考えています。」

江崎さんは「YES」と「NO」の両方。

「メンヘラって大きく2つの意味があると思っています。一つはもともとの精神病患者。2つめは簡単に言えば、情緒不安定な人。私は後者は当てはまるけど、患者という意味であれば違う。」

ちゃんもも◎さんは「NO」

「対人関係が不得意だったり、他の人に迷惑や心配をかけてもへっちゃらな子っていうイメージがあって。私は昔リストカットをしていたけど、それには現実逃避という理由があった。今はピンピンなので違うと思っています。」

「メンヘラ」という言葉の定義はかなりあいまい。MCの椎木里佳は「言葉の定義がふわっとしている。彼氏にすがる彼女というのにも使ったりする。普通に出てきますね。日常会話的に。」という。高橋院長も「アラフォーくらいまでの人には通じる。」という。

■「メンヘラ」という表現は差別的か

ちゃんもも◎さんは「YES」。

「自分のことをいうのはいいけど、人に対して言うのは超悪口だと思います。ギャグにならないとひどいなと思います。ヤバいやつっていう(レッテルになっちゃう)」

あおいさんは「NO」。

「メンヘラの定義は、私は精神的な問題を抱えていることによって日常生活に支障があることだと思っています。最近はキャッチーなフレーズとして使われているので、差別的な意味は薄れてきているのではないかと思います。人に言われても、(自分は)もう自称しているわけですから、嫌な気持ちはないです。ただ、メンヘラであることを肯定したりアイデンティティにしてはいけない。メンヘラに甘えてはいけない、なおすものだとは思っています。」

江崎さんは「YES」と「NO」の両方。

「もともとは立派な差別用語だと思うんです。2ちゃんねるとかでも蔑むような感じで使っていたので。でも今は大衆に広まって、差別的とも限らないので、両方の意味があると思っています。」

■「メンヘラ展」

あおいさんは、2014年から今年2月までに「メンヘラ展」を6回開催されていて毎回、2000人以上の来場者を記録している。

あおいさん「当事者が集まっているアート会。感情を作品にするというもので、アートによって社会とつながっていくことが目標です。始めた理由は、病み垢とか裏垢とかいう文化があって、そこを見ていたら、なんでこの人たちこんなことしてるのかなって。それだったら絵を描いて発散すればいいのにって思って。」

■「メンヘラチャン」

江崎さんの作品「メンヘラチャン」は、手首をカッターで切ることで変身して正義のヒロインに変身するというもの。

江崎さん「もともと2面性をもつものが好きで。私の場合カワイイ+αなんですけど、グロカワイイとかキモカワイイとか。それで病みカワイイっていうものを作ろうと思って。(リストカットについて)漫画を描くにあたって、私はリストカット変身をどうしても使いたかった。救われたっていう意見も、ばかにするなっていう意見もあります。

でも私はリストカットについて、肯定的なところはあります。決して流行らせようとは思っていないけれど、リストカット防止というのは余計なお世話だと思っています。人それぞれ理由があってリストカットをしているわけで、全然知らない人が首をツッコむ問題ではない。」

■極貧の幼少期、整形中毒、お母さんとおそろいのリストカット……

ちゃんもも◎さん「つらかったのは子供の頃から高校生くらいまでで、そのときに救いになるものとか仲間いないかなって思っていて。そういう子たち向けに書いたというか、内容は一生けんめい前を向いていくことには意味があると思うよっていうこと。

書くことで少しでも届けば、昔の自分もむくわれる。自分のためにも書きました。「リストカットとかしてても、人前に出られるようになるのは希望になる」ということを言ってもらえたりします。(乗り越えられたきっかけは)まわりにどう思われても、人に迷惑をかけない範囲でやりたいことを納得いくまでやって。いろいろ納得がいくタイミングで大人になれたなって…過去にメンヘラをやりきったという感じです。」

MCの椎木里佳は「みなさん押し付けがましくないというか、リストカットをダメって言うことを押し付けるんじゃなくて、経験を乗り越えたからこそ伝えられるものがある。周りの人に与える影響力はすごいなって思いました」とコメント。市川は「申し訳ないですね。(メンヘラという言葉の意味を知らないで使っちゃっている人も多いと思うので、これからどう使っていけばいいのか考えるようになりました」としたうえで、江崎さんのフォロワーでもあり、ちゃんもも◎さんの笑顔には「こちらが救われる」と笑顔を見せていた。

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