余震続く鳥取地震を専門家が解説「大規模地震が起きる可能性は否定できない」

21日14時07分頃、鳥取県中部でマグニチュード6.6の地震が発生。その後も余震が続いているが、同日夜放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、今回の地震について、地震学者で新潟大学名誉教授の立石雅昭氏に話を聞いた。

――ここ数日、今回の震源付近では地震が相次いでいて、18日には震度2、そして、21日正午すぎには震度4を観測している。どんな意味があるのか。

立石氏「山陰の海岸地域には、平行に、10年間地下でずっと微小地震が発生していたんです。そのなかの動きのひとつとして、ここ数日、特に激しくなってきたといえると思います。」

――鳥取のこれまで大きな地震については。

立石氏「鳥取では、2000年にマグニチュード7.3、1943年にはマグニチュード7.2の地震が起きています。そして7月に、政府の地震調査研究推進本部で、非常に高い確率で近いうちに地震が起こる可能性があることは指摘されていたんです。」

――また、気になるのは余震。地震発生からおよそ3時間の午後5時までに、体に感じる震度1以上のゆれが46回発生している。今年4月の熊本地震では、前震のあとの3時間で余震が39回、最大震度6弱を記録した2014年の長野県北部の地震では、同じく3時間で29回だった。このあと、さらに大きな揺れが起こる可能性については。

立石氏「熊本地震というのはかなり大きな余震が相次いでいた。一月のあいだに200数十回。そういうものに比べると、山陰の地域では、そういう規模の余震が起きる予測はできないわけです。これまで、この地域で起きた地震の経験からすれば、それほど長期にわたった余震が続くとはみていません。」

――ただ、(熊本地震でも)気象庁から震度5程度までの余震に注意と発表されたものの、もはや余震という規模ではない地震が襲ってきたという現実もある。今後どういうことに注意したらいいのでしょうか?

立石氏「今の時点でいえることは、今回のマグニチュード6.6という地震が、必ずしも最大規模ではないということを考えておく必要はある。さらに大きな規模のものが起きる可能性は否定できないと思います。ただし全体としてみれば、熊本地震はかなり特殊なもの。今回は急速に回数も減るし、規模も小さくなると思っています。」

立石氏は、余震は長期には続かないが、最初の地震を上回る地震が起こらないとも限らないと注意を呼びかけた。

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