宇宙国家の実現性は? 「アスガルディア」構想に国民登録40万人超え

10月12日、歴史上初となる宇宙国家「アスガルディア」建国構想が発表された。宇宙ステーションを建設し、危険な隕石等から地球を守るというビジョンが発表され、公式ウェブサイトではすでに「国民」として登録した人が18日現在で40万人を越えている。

18日に放送された『AbemaPrime』(AbemaTV)では、このニュースについて取り上げ、宇宙に詳しい専門家を招き、実現性などについて話し合った。


■実現性は?そして法整備はどうなる

慶應義塾大学特任講師の若新雄純氏は「『みんなが平等で、ただの人間として住める』というのが非現実的な気がする。地球上でできないものが宇宙でできるわけがない」とコメント。

科学ジャーナリストの寺門和夫氏は「現状は宇宙条約によって宇宙空間に領有権を主張することができない」とした上で、この構想は現在実現できないものであると解説。「今の地球上にある宇宙条約だけで、この大きな問題は解決できない。将来の宇宙法の整備まで含めて、問題提議をしているという風に考えるのがいい」とコメントした。

東京大学政策ビジョン研究センターの永井雄一郎特任研究員は「非常に夢のある面白い構想。こういった夢物語を真剣に考える人がでてきた時代ですね。国家としての要件を満たせるかは現状ハードルが高いですし、農業や漁業ができるかという問題や、地球からの物資は『輸入』になるのか」など様々な問題を提起したものの、「面白い話です」と期待の言葉を発した。


■遠くない未来に地球から見た「宇宙」はがらりと変わっていく

さらに永井氏は「国際社会では国際協力によって将来の宇宙探査を進めようという動きもある。これまで参加していなかった国や民間企業が参加してくるのに注目するのがいいのでは」と、中国の台頭をはじめ今後の宇宙開発に注目すべきと解説。


寺門氏は「この先、宇宙は様変わりする。その中で日本の宇宙計画は遅れている」と指摘した上で、日本が長期的な展望を持って宇宙開発の計画を持つことの重要性を訴えた。


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