AbemaTV『AbemaPrime』で14日、“お金おじさん”こと経済評論家の川口一晃氏が「天気予報」風に来週のマーケットを予想した。
■先々週の予報
川口氏「予想は、日経平均株1万6,450円から、+500円、−700円。ドル円は、101円を基準に+2円50銭、−3円という数字でした。私はどちらかというと「株安・円高」という予報だったのですが(外してしまいました)…。
実は、先週のうちに、1万6,900円台で、わずかに私の予報を超えてきましたし、今週は、終値でも1万7000円台と株高に動きました。ドル円も、円安で103円50銭を超えてきた。日本のマーケットは、暖かい高気圧に覆われて推移したということです」
ではなぜ、高気圧に覆われたのか?
川口氏「原因は3つあります。 一つは、アメリカFRBの副議長などが、年内の利上げの可能性を強く示唆したこと。これによって、気温が一気にあがったのですね。まずは利上げをすれば、為替がドル高円安になります。経済の基本で、円安になれば日本株も上昇するというわけです。
2つ目は、前回も紹介しましたOPECの減産合意で、原油価格が50ドルに乗せてきました。このOPECの減産にロシアも参加しようとしています。
そして3つ目は、大統領選挙です。ヒラリー氏が優勢であろうということで、マーケットには更に暖かい風が吹き込んだということです」
■今回の世界地図
川口氏「今後も、この3つの要因の勢力が拡大していくのかがポイントです。通常であれば、3つの高気圧が張り出して暖かな日が続くと期待されるのですが、気になる点が2つ。
ひとつは、大統領選挙。マーケットは、ヒラリー氏が勝利することを前提に動いています。もうひとつ、OPECにロシアが参加するということで、今年はイギリスのEU離脱も殆どの人がしないと思いながら実際は離脱したように、中東やロシア情勢では何が起きるかわかりません。油断をしないことです。さて、来週の予報に入る前に、川口シグナルです!
私が考える、天気の変わり目となるであろう数字!
日経平均株価 17,300円
ドル円 105円
これを「終値」、その日の最後の値段がこの数字を超えてくると、今後、天気は更に良くなっていくことが期待されます。ただ、現在、3つの高気圧が張り出しているのにかかわらずこの数字を超えられないということが気になります。
それを踏まえて、来週の数字は…
日経平均株価は、1万6850円+400円−600円
ドル円は104円50銭+1円50銭−3円。
前半ポカポカ、後半冷えてくるのかなと」
川口氏は、“前半上昇、後半下落”と予想。果たしてその結果はいかに!
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