靖国神社に西郷隆盛や新選組ら「賊軍」合祀を 石原元東京都知事・亀井氏らが申し入れ

10月12日、AbemaTV『AbemaPrime』では、同日、石原慎太郎元東京都知事や亀井静香衆議院議員らが靖国神社へ、歴史上のある人物たちを祀(まつ)るよう申し入れをおこなったことを取り上げた。

明治維新で幕府軍だった新撰組や会津藩の白虎隊。そして西南戦争で敗れた西郷隆盛。彼らに共通するのが、当時の新政府と敵対したことで「賊軍」とされているということ。そういった賊軍とされている人物を靖国神社で合祀するよう、石原氏や亀井氏をはじめ、与野党を超えた大物たちが呼びかけ人となり申し入れをおこなった。

共同通信によると、靖国神社の宮司は今年6月、「幕府軍や会津軍も日本の事を考えていた。ただ価値観が違って戦争になってしまった」と述べていた。この発言をきっかけに石原氏などが呼びかけ人となり、賊軍とされた戦没者を靖国神社に合祀するよう求める会を立ち上げたという。亀井氏によると、靖国神社の宮司は今回の申し入れに対し「直ちにそうするとは言えない」と回答したという。


靖国神社には、現在、246万6千柱あまりが祀られている。その中には坂本龍馬・吉田松陰・高杉晋作など幕末で国のために活躍した人物たちもおり、太平洋戦争における政治・軍事的指導者の中心となったA級戦犯も含まれている為、たびたびニュースで取り上げられている。


■A級戦犯合祀の経緯

1966年 厚生省がA級戦犯の祭神名表を靖国神社に送付

1969年 厚生省と靖国神社がA級戦犯の合祀と「外部発表は避ける」ことで合意

1978年 靖国神社がA級戦犯を秘密裡に合祀

1979年 合祀が報道される

1985年 中曽根首相が靖国公式参拝/近隣諸国からの批判

宗教学者で、靖国神社をめぐる問題に詳しい島田裕巳(ひろみ)さんは「A級戦犯の合祀は、1978年に秘密裡に合祀されたことよりも、中曽根首相が靖国公式参拝をしてから問題が大きくなった。この公式参拝に対して中国など近隣諸国から批判が相次いだ」とし、「今回の『賊軍』合祀申し入れは、靖国神社のイメージを変える為の試みの一つではないかと考えられます。近代の日本を創る為に貢献した人物を祀るという考え自体に国内外からの反発は無いと思う」とコメントした。


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