中学2年生が国立国会図書館に“潜入”「どうして”国会”なの?」

AbemaTV『AbemaPrime』の「中2ニュース」コーナーで4日、中学2年生が国立国会図書館に“潜入”した模様が放送された。

国立国会図書館とは、1948年に設立された、日本で唯一の国立図書館。現在所蔵している資料は、東京都千代田区にある東京本館と、台東区の国際子ども図書館、京都府にある関西館をあわせて、およそ4200万点。日本で出版された多くの本が、ここ国会図書館に納められている。


■国立国会図書館の蔵書はどこにあるのか

通常国会図書館は満18歳以上の利用。今回は取材ということで特別に、中学2年生の杉山珠羽くんと岸田海音さんが中に入ってみると、“図書館”といいながら、書棚も書籍も見当たらない。というのも、国会図書館では、利用者自らが、パソコンの端末を使って、読みたい本を検索し、オーダーするというシステム。今回は国立国会図書館の広報を務める、藤田実花さんが、1963年のものだという時刻表を取り寄せてくれた。


この他、国会図書館では、「少年ジャンプ」やとと姉ちゃんで話題の「暮しの手帖」の創刊号、戦前の新聞など、今では入手困難な資料を多数所蔵。そんな貴重な資料を目的に、日本中から多くの人が訪れるという。

こうした資料は、「書庫」という場所にある。東京本館の新館の地下1階から地下8階が、雑誌や新聞の書庫になっているのだ。そんな秘密の書庫を、中2リポーターが取材。書庫内に埃が入るのを防ぐため靴にはカバーを被せる、厳重装備で。

国会図書館の新館書庫の面積は、およそ4万5000平方メートル。これは、東京ドームとほぼ同じ広さに相当する。


■国会図書館はなぜ、「国会」という言葉が付くのか

杉山くん「普通の図書館と違って国会図書館ってスゴすぎると思うんですけど、何でですか?」


藤田さん「国会図書館というのは、国会議員の調査や情報を集めたりする役割で、サポートするために作られている図書館なんですね。その元になるのが、すごくたくさんある資料で、日本国内の資料を広く集めて保存するというのが、この図書館の重要な役割になっています」


岸田さん「だから国会図書館っていうんですか?」


藤田さん「そうですね、名前に『国会』って言葉が付いてます」


そう、国会図書館はそもそも、国会議員の調査研究のために作られたもの。そこで、中2リポーターは、国会議員と国会図書館の関係を取材するべく、調査を担当しているというある部署へ。そこには、国会議員に依頼された調査を行う職員の姿があった。


調査および立法考査局の職員、鎌倉治子さんに聞いてみた。

杉山くん「どんなことを調査しているんですか?」


鎌倉さん「今は、国会議員からの依頼に備えて、消費税について調査をしています。具体的には消費税増税が延期されることになりましたけど、それによってどんな影響があるか。消費税の増税に賛成の人と反対の人がいますけれど、それぞれどんな理由を挙げているか。そんなことを調査しています」


岸田さん「議員って、自分では調べてないんですね」


鎌倉さん「議員の先生方はとても忙しいので、政策課題について一つ一つ国会議員本人が調べることは不可能だと思います。ですので、代わりに私たちが調査をして、その結果を提示することで、議員の先生方に対して、決定するための材料を提供する」


杉山くん「それって、楽しいんですか?」


鎌倉さん「大変なこともありますけれども、とてもやりがいのある仕事だと思っています。一つ一つの調査はとても大変で、緊張感がある仕事なんですけど、やりがいと誇りを持って働いています」

番組コメンテーターの堀潤氏は、国会図書館について「やっぱり、これぞ国の豊かさを象徴しているんじゃないですか。これだけのものを揃えられるって、それだけ平和に本を読める環境が整っているということ」とコメント。また博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平氏は、「若い子が本に接することが減っていて、下手をするとスマホのなかの情報で終わっている。もう社会科見学とかで義務化したほうがいいですよね」と、若者が本を読まなくなっていることに加え、ものを調べるときもスマホで完結している現状を訴えた。


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