築地市場移転問題を解決できるか 専門家が提案した解決策に称賛の声

築地市場の豊洲への移転で問題が山積だ。豊洲市場の地下水からは環境基準の1.1倍と1.4倍のベンゼンが検出され、1.9倍のヒ素も検出された。そもそも築地の跡地は何になるのか。この疑問について10月1日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では、建築エコノミストで「市場問題プロジェクトチーム」専門委員の森山高至氏が登場した。

環状二号線をつなげようとしているものの、現在、図のように400メートルの区間で道ができておらず、ここにトンネルを掘ろうという計画がある。しかし、トンネルを掘る工事が難航している状況だ。森山氏は、この道ではなく、すでに使っている道を活用して、道路を運河の上に張り出して「暫定道路」を作る案を提示。道路ができない、という問題が解決されると述べた。

この日は今や番組レギュラーともいえる東京都議・川松真一朗氏も登場。現在、議会は開始しているが、「また皆さんで考えましょう。色々な可能性がありますよ。(森山氏が述べた)浜離宮側の暫定道路のように、動線ができるのは良いと思う」と語った。

道の問題についてはこうした案が出たが、地下水についてはどうか。元々「盛り土」を建物の下には設置することになっていたが、いつしか「地下空間」になっていた。小池百合子都知事は責任の所在について「いつ誰がとピンポイントで特定するのは難しい空気の中で進んでいった」と9月30日の定例会見で説明。一方、市場問題プロジェクトチームの建築家・佐藤尚巳氏は「40年後に配管をやりかえる時期に地下空間があると保守メンテ性が格段に上がる。都の技術系の英知だと思うし、けっして責められることではない」と述べた。森山氏は佐藤氏の指摘に意見するとともに、解決策を提示する。

「配管のため、と言いつつも、水がジャブジャブ。これが問題なんです。なぜ水がジャブジャブかというと、壁が単に土を止めるだけの壁で、上の建物は杭の上にある。地下空間の水は雨水が入り、どんどん上昇している。普通、建物として地下室つくるのであれば、しっかりした箱になっているべきなんです。そこで私が提案したいのが『上げ底式』です」

森山氏がこの「上げ底式」の図を示すとスタジオからは「オー!」という賛同の声が上がった。

「ここ(地下空間の床あたり)に水が上がってしまったら、ジャブジャブの中で、配管工事をしなくてはいけない。水をコントロールする仕組みがあるとはいいますが、それは機能しているの? 豊洲の排水システムはありますが、それがどれぐらい働いているのかということ。これは、遮蔽はできますが、面積が広いんです。10数万平米なので100億円とか、もしかしたらいくかもしれない」

番組MCのみのもんた氏は、「有害物質が出る理由はあった。その土地を敢えて、なぜ市場にしたのかという問題があります。地下水をなくすのではなく、遮る方法だもんね。でも、市場以外の使い方は可能なんじゃないですか? 食品を扱うから…(有害物質の検出が問題になる)。築地市場も駅の工事みたいに使いながら建て増ししていくということも可能では? 順番に順番に作っていく」と築地にとどまる道もあると提案した。

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