日本の高い技術力 Googleスポンサーの月面探査レースに参加

月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に、日本から挑戦しているチーム「HAKUTO」(ハクト)。9月28日に放送された『AbemaPrime』(AbemaTV)では、彼らの軌跡について詳しく語られた。



同チーム代表の袴田武史さんのもとに一通のオファーが届き、挑戦が始まったのは2008年。2010年にレースへエントリーし、翌年試作機第1号を発表した。しかし、すぐに最大の難問が立ちはだかる。宇宙空間から月面へ飛ばす着陸船開発担当としてタッグを組んでいたヨーロッパチームが撤退することになったのだ。

単独で、探査機以外にさらに着陸船も開発するとなると、ゆうに50億円は費用がかかる計算となる。そのため、他チームの着陸船に同乗することを選択した。それでも、打ち上げには1kgあたり1億2千万円が必要となってしまう。探査機の軽量化は至上命題だ。



「軽くしてしまうとローバー(月面探査機)に備え付けられる機能も落ちていく」と話すのは、同チームの広報である秋元衆平さん。「コストの部分で軽量化したいんですが、ミッションをクリアするためにパフォーマンスを維持しないといけない。コストとパフォーマンスをいかに最適化させるか、というところが一番苦労して考え抜いた点ですね」

初代のローバーは10kgぐらい、いまや半分以下の4kgになっている。しかし、開発費用や着陸船の使用料を考えると、「優勝賞金の20億円ではペイしないです」とも語った。


秋元さんによると、同チームは2015年1月に、レース運営側が用意した技術力を評価する中間賞を見事受賞。16チーム中5チームだけがこの賞を取っており、現在のところトップ5以内に位置しているとのこと。2017年初めに探査機の開発を終了させ、同年内に月面への着陸を目指すという。


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