122日間も働きっぱなし 酷すぎるブラックバイトで「人生が終わったと絶望」

24日放送の『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)に、アルバイト先の女性店長から暴行されたり、4000万円請求すると脅されたり、さらには包丁で胸を刺されたという学生・島田さん(仮名)が登場した。番組では、被害を受けた当事者から意見を聞くと共に、ブラックな職場の実情に迫った。

◆大手企業だからといって安心できるわけではない、突如ブラック化も

今回の島田さんの件は「日本初」のブラックバイト裁判とされているが、これまで訴訟が起きていない理由は本人が鬱状態になっていたり、恐怖感があるからだと今野氏は語る。支援をして、自分が悪くないと思うところからすべては始まる。法的に違法と分かっていても、その会社とはかかわりたくないと思ってしまい、ひどい被害にあった人ほど裁判に訴えられないのが実情だという。

「今、まさに裁判を行っていますが、裁判に多くの方に関心を持ってもらいたい。ブラック企業ってなんだろう、と関心を持ってもらいたいです。裁判のやり取りを見てもらうことは意味があります。特に大学生に来てほしいですね。同世代の人が見逃さないぞ、ということが重要です」(今野氏)

島田さんは最も長い時で「122日間」1日の休みもなかった。それで給料は10数万円で「人生が終わったと絶望しました」と語る。今野氏によると、ブラックバイトで多い業態は飲食店や、小売店、コンビニ、個別指導塾だそうだ。その実態についてはこう説明する。

「(包丁で)刺されたみたいなケースは少ないですが、シフトを一方的に入れられるとか、テストの日も来させられた、就職活動の面接の日にシフトを入れられるとかもある。シフト強要は外食、小売、個別指導塾で問題になっています。そういった職場では学生が主戦力になっています。飲食店の場合、仕込みも、接客もクローズ(閉店後の跡片付け)もやっています。この人が主戦力で給料が一番安い。そういう人に働かせたいと企業は思っているのです。」

「あと、コンビニ、外食チェーンなんかだと『大手チェーンだから安心だ』と思ってることも多い。ただ、実際は下請け零細会社が大手と契約し、その看板を使ってやっていることもあるのです。そうした店を見分けるには、客として行き、店舗を見る中で、『忙しそうだな』ということを感じられるかどうかです。毎日同じ学生がバイトをしていたりする。それを観ましょう。しかし、そうした店も働き始めた当初はゆっくりと仕事できたりもするんです。先輩のバイトが卒業とかでいなくなった途端に全部を引き受けるようになる。最初は良くても突然ブラックになることがあります。ものすごく悪質な企業というわけではなく、少なくなる時期が来ると負担が多くなり、もっと人が辞めていく。でも店舗は24時間開けようとしなくてはいけず、残った人に皺寄せが来るのです」

なお、学費の工面の面から、島田さんは留年したら大学をやめるしかないようだ。将来は、建築関係の仕事に就きたいと思っていたが、その夢も危ぶまれる状況になっている。

佐藤氏は「今の話は、パワハラの典型的事例。慰謝料含め、損害賠償は認められています。給与の未払いがあれば認められるはずです。学業への重大な支障、うつ状態への精神的被害、損害が認められる可能性は高いでしょう。経済的理由で勉強を諦めるのはもったいないので、裁判をやり、夢をあきらめないでほしい。和解すれば先にお金はもらえることはあります」と島田さんにエールを送った。

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