都議会議員・音喜多駿氏が告白「我々には新党を立ち上げる準備があります」

7月の都知事選で小池百合子都知事の支援をした7人の区議に対し、自民党東京都連は16日に開かれた会合で「離党勧告」の処分を決めた。従わなければより重い「除名」となる可能性もある。また、小池氏が政治塾を開くにあたっての運営組織として政治団体「都民ファーストの会」が結成されたが、簡易書留で離党勧告を通達された豊島区議の本橋弘隆氏が代表を務めることとなった。また、離党勧告の同日、自民党執行部は、東京10区補欠選挙の公認に小池氏を支援した若狭勝衆議院議員を公認することを明かした。

東京都連は小池氏の側についた党員に厳しい態度を見せたが、若狭氏に対しては「融和」姿勢を取るようにも見られる。小池氏は地元で開かれた会合で7人の区議に対しては「7人の侍、ありがとうございます。皆さんの命はしっかり守りますから、心配しないでください」と呼びかけ、結束姿勢を見せた。

自民党の執行部と都連とで足並みが揃っていないこの状況はどのように解釈すればいいのか。24日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)には、東京都議の川松真一朗氏(自民党)が出演。今回の件についてこう語った。

「色々な考え方があります。規律の問題です。(番組キャスター・テレビ朝日の)下平さやかさんが、他局の番組に出てテレ朝の文句言っていたらどうなる? ってことです。

規律を示し組織を守ろうという人はいるし、ハッキリさせないで良いと考える人もいます。今回の離党勧告については、期限を設けて、『自ら離党しますか?』を選ばせました。離党と除名は意味合いが違います。この勧告を出したのは、自民党東京都連の党紀委員会です。小池さんが『7人の侍』と言いましたが、我々の仲間なので、皆、複雑な思いで今を迎えています」

◆新党は東京を良くしたいと考える人であれば誰が入ってもいい

このように「規律」のために身内が身内を罰している状況があるようだ。番組MCのみのもんた氏は「この人達はこよなく自民党を愛してるんでしょ? 得する人はいないね。(都民ファーストの会を母体として)新党ができる流れになると自民党としては損かな」と語った。コメンテーターで前AERA編集長の浜田敬子氏は「小池さんは得していますね。小池さんの動向を自民党も気にしています。今回の件も含め、有権者にとっては『小池さんすごいな』というイメージが出ていますね」と自民党の内紛が小池氏に利するとの見解を示した。

この日、番組に出演した音喜多駿都議(かがやけTokyo)は、「我々は都政大改革をするのであれば、新党を立ち上げる準備があります。我々が作るなら、地域政党です。自民でも民進でも維新でもいいです。東京をよくするためだったら誰が入ってもいいです。小池さんだって自民党ですし、多様性の象徴として良いですよね」と述べたうえで、隣の席に座る川松氏に対しても「川松都議も入っていただければ」と誘った。

それに対して川松氏は「逆に音喜多さんに自民党に入ってもらっても(ありがたい)」と返事をすると、音喜多氏は「絶対入れてくれない(笑)」と自民党に入るのは難しいと語った。

しかし、今回の件が懐柔策である可能性を指摘するのは政治アナリストの伊藤惇夫氏だ。離党勧告の期日は10月末日だが、10月23日に投開票される衆議院東京10区補選で若狭氏に勧告を受けた7人が応援に尽力すれば離党や除名がうやむやになるのではないかと予想した。

みの氏は「見せしめのために、『この区議とこの区議に…』と落としたゲンコツなんだろうね」と、自民党の考えを推察した。都議選以後、リオ五輪や豊洲市場への移転など、東京都政がこれまでにないほど注目を浴びたが、9月28日に議会が開始する。川松氏と音喜多氏は来たる議会について決意を述べた。

「地域に自民党の支持者や色々な政治家がいます。その連合体が東京都議会で、地域の皆さんが判断することが重要です。28日の都議会をチェックし、誰が何を言ってるかとか、しっかり見ていただくのがいいです。対決姿勢というか、政策論争をちゃんとやるので安心してください。誰でも見られますから」(川松氏)

「都議会は傍聴可能ですが、見られないところもあるからブラックボックスと言われている。理事会などは非公開ですが、そこで重要な意思決定がされているわけです。築地移転に関する集中審議では色々な判断が問われます。川松さん個人は積極的に情報発信していますが、都議会自民党としてのスタンスは明らかになっていないので明らかにしてほしいですね」(音喜多氏)

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