人気再燃中「カセットテープ」 その魅力を専門家が語る


1970年代から80年代にかけて爆発的に普及したカセットテープの人気が再燃しているという。東京都内でも専門店が次々と登場するなどしている。22日に放送されたAbemaTV『AbemaPrime』に、家電蒐集家の松崎順一氏が出演。カセットテープに対するアツい思いを一気に語った。



「私がカセットテープを集めたのは青春時代、カセット全盛の時代です。70年代から80年代前半が、ラジカセ黄金期です。様々なラジカセが出ました。当時は学生でしたが、あくまでも憧れであり、買えませんでした。最低4〜5万円はしましたね。テレビ付きは10万円ぐらいはしました。それがトラウマになり、40歳で脱サラして、ラジカセに思いを馳せて世界中で集めるようになったのです。

私は5000台ぐらいラジカセを持っています。販売もしていますが、常に5000台はあるようにしています。カセットテープは5万本ぐらいですかね。今、新宿の店で僕のラジカセを取り扱ってもらっています。お客さんは女性の方が多く、特に30代ぐらいの方が多い。かつてヒップホップの方がラジカセを肩に担いだりしていましたが、その大型のものを女性が購入することが多いです。カセットを知らない世代が、現在進行形で、逆に新鮮というぐらいになっている。今捉えられています」(松崎氏)



また、SOIL&"PIMP"SESSIONSの社長は、アナログ音源の魅力をこう語る。

「なんにしても、音が柔らかい。今、デジタルのカルチャーが発展していますが、デジタル=音がいいとは一概に言えないんですよ。デジタル音源化する時は、高いところと低いところをカットします。アナログはカットせず物理的に録音されている。音が柔らかい。デジタルの音源よりアナログの方がほっこりするのですね」



しかし、番組MCを務める椎木里佳は「さっきから言ってることがまったくわからない」と困惑顔。


松崎氏は「録音した時に、すべての音域が入ってるんです。ノイズが入ってることによって、自然な音として、すーっと入ってくる。デジタルの音というのはクリアできれい。ただ、きれいな音と良い音は次元が違うのですね。アナログは、優しい音。人間に近い音というか、まんまその通り録音されている。聞き比べるとわかるもの」と語ったが、椎木はまだ実感がない様子だった。


ここで、音源を聞き比べた。ユニコーンが今年6月、新曲『エコー』をカセットテープでも発売したが、これをCD版とカセット版で比較してみた。



これに対し、宮崎宣子アナは「クリア過ぎないところがいい!」と語り、タレント・武内由紀子は「温かいって感じがわかる!」とその違いがすぐに分かった。

実際に聞いてみると椎木も「テープの方がハーモニカの臨場感があった。本当に聞いてる感じです」と語り、番組アシスタントの早川真生は「写真にたとえると、フィルムだとあったかい感じ、デジカメは鮮明な感じ。敢えてフィルム使う人がおしゃれかな、って感じですね」と語った。



その一方、カセット世代でもある漫画家・蛭子能収は、「オレ、よくわかんなかった。全然わかんない。どっちもいいんじゃないですか? そういうのの差が分からない」と語った。


松崎氏は「最近、家電はアプリ化しています。一方、カセットとかレコードとかラジカセは実際にそこにあるので愛せます。今の若い人はそういう体験があまりない。カセットというメディアを持ったり質感を確かめることが新鮮に感じると思う」と最近のカセットテープ人気について総括した。


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