「国連安保理は機能している?」で激論 ”幼稚園”を例えに専門家が持論を展開


9月9日、北朝鮮が核実験を強行した。これは国連安保理が核について北朝鮮への批判を訴えるさ中の話でもあり、今回の実験は挑発的でもあり、同時に国連の権威のなさの表れとも捉えられた。これを受け、20日に生放送されたAbemaTVの報道番組「AbemaPrime」の火曜特集「喧嘩上等!!バトルスタジアム ケンドーコバヤシのゴングショー!!」では、「国連安保理は機能しているのか?」をテーマに議論が行われた。



まず最初に国連広報センター所長の根本かおる氏が「国連安保理はアピールの場であって、各国の人と一度に会えるいい機会なので機能していると思う」と意見した。国際ジャーナリストの蟹瀬誠一氏も国連安保理は機能していると思うという立場を取り、その理由を「世界戦争を防止している最大の機関であるから」と述べた。



一方、安全保障問題専門家の古川勝久氏は「国連安保理は全ての国の官僚組織であるけど、何も動いてない。今、欧米が中心になってやっていることをアジアにもっと頑張ってほしい」と国連安保理が機能していないと意見した。

ここで番組キャスター・テレビ朝日の小松靖アナが「国連安保理での拒否権がどれだけの威力があるのか」と問うと、古川氏が「(常任理事国の中の)一国でも拒否権を行使すると議論も行われない。非常に不公平だけど、法的拘束力が強い」と説明し、根本氏が「冷戦後の拒否権の使われ方を見ていると国際的なイメージを気にして減ってきている」と補足した。



スタジオではそもそも国連安保理とは何なのかという意見が出た。すると国際政治学者で慶応大学教授の細谷雄一氏が次のように説明した。

「国家はそもそもわがままなんです。自分の国の利益を追う。わがままが当たり前。つまり(国連安保理)は幼稚園児の集まりみたいなものです。幼稚園の先生が『黙れ!』と叱ってもきかない園児ってたくさんいますよね。ただ、いうことをきく園児もいる。悪いことをしたら殴る先生がいるかもしれないけど、絶対に殴らない先生もいる。仮に、どこかが北朝鮮を殴ろうとしたら中国が出てきて『かわいそうだから北朝鮮を殴らないでくれ』となる。やわらかい決議なんです」

するとスタジオ中から「わかりやすい!」という声が聞かれた。

さらに細谷氏は幼稚園児の例えを使って、「昔より今の方が国はわがままになっているので幼稚園児も先生も自分の事ばかり考えているのです。そうなるとまとまらなくなる」と続けた。



タレントの蒼井そらが「日本がたくさんお金を払っているのは何でですか?」と質問すると、蟹瀬氏が「お金はGDPによって比率が決まっていて、日本は真面目にその比率のお金を払っているが、アメリカは守っていない」と答えた。

古川氏は「(お金をたくさん払っているから)日本はもっと見返りを求めるべきだと思う。お金を出すけど口を出さないから、それは好かれますよ」と今の日本の態勢を批判した。



ここでMCのケンドーコバヤシが「好かれてるていうのは、ニュアンス的にほんとに好かれてるのか、もしくは日本はなめられているのではないか?」と発言すると、古川氏が「なめられていますよ」と答えた。するとケンドーコバヤシは「それどこですか? 行ってきますよ」と笑わせる一幕もあった。

時間いっぱいまで議論は続き、最後にケンドーコバヤシが国連安保理が機能しているかどうかについて、ジャッジした。


「国連安保理は機能している。正直難しい話だったけど、やっぱりないよりあった方がいい。エロ産業だってないよりあった方がいい。何かを守っているはず」とケンコバ節でコーナーを締めくくった。


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