【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘

今年の春頃からAV業界の健全化に向けた動きが進んでいる。人権NGOが出演強要の実態に関する報告書を提出するほか、出演を強要したと実名で訴えるAV女優・香西咲が登場。さらに、香西の件とは別に、違法行為を行ったとされた大手AVプロダクション社長が逮捕された。

香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。「みんなしてグルで騙していたのか。性接待を要求された時、トラックが突っ込んできてくれたら死ねると思った」と語り、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。これには「遠いところですから……。よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。私さえ泣いておけば丸く収まると思った。結局AV撮影に応じることになりました。あとは、違約金などを理由に辞められないです。結局、弁護士を雇って辞められましたが、人生の大事な時期5年間を失敗したなと思う」と語った。

17日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では、400本のビデオに出演した経験を持つ元AV女優で作家の川奈まり子氏が登場。同氏は、これまで事業者主体だったAV業界の契約書を出演者主体の契約書を交わすことを目指す表現者ネットワークAVANを立ち上げた。きっかけは今春、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HRN)が提出したAV出演強要に関する報告書だ。

「強要」の多くは「モデルさんになりませんか?」「パーツモデルになりませんか?」などと言い、スカウトするところから始まる。当初、川奈氏はこの報告書に「ごく一部の事例でしかない」「自ら進んでこの仕事をしている女性は多い」と疑問を持ったものの、「私だって自分の関わる業界でそんなこと(人権侵害)が起こっているのはすごく嫌です」と考えるようになったという。

川奈:AVに出たい人がいるのです。元々、女性には処女性や純潔性などが求められていた時代もありましたが、AVが仕事として選択肢になったのはフェミニズムの勝利だと考えています。仕事として出てもいいかな、と思う人が増え、今は4000~6000人のAV女優がいるとされています。8000人という説もあります。引退した人も含めると15万人がAV女優という説もあります。

川奈:(4年間で93件の被害報告がされた)HRNの報告書が出された時、(作品の本数と)比較したら少ないと思いました。ただ、今は1件でもそういった人権侵害はないべきだと考えています。AV業界には同業者団体がないです。プロダクションやメーカーは企業で、そこを主体に交わされる契約書は、プロダクションの利益を追求したもので、出演者の権利は鑑みられていません。出演者本位の契約書を流通させたいと考えました。


伝説のカリスマ女優・川奈まり子氏が、後輩にあたる現役AV女優を人権侵害から守ろうとしている姿に並々ならぬ決意を感じた。



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