トランスジェンダー女優・真境名ナツキ、IVANと”性”と“生”について語る

17日に公開される映画「ハイヒール革命!」に出演するトランスジェンダーの女優・真境名(マジキナ)ナツキが、15日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演。IVAN、IMALUとともに性、そして生について語った。



■ニューカマー女優 真境名ナツキとは?

「ハイヒール革命!」は、LGBT映画の祭典「レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」に正式出品された作品。真境名とその家族たちの葛藤の日々を描いた自伝的映画で、日常生活や今の思いをドキュメントパートと、中高生当時を再現したドラマパートを交えながら描いている。再現ドラマでは天才子役と呼ばれ、大河ドラマ「龍馬伝」などで一躍脚光を浴びた濱田龍臣が女性になりきって演じていることも話題だ。


■「ハイヒール革命!」概要

小学校入学のとき真っ黒なランドセルのプレゼントに違和感を覚え、中学校の制服のズボンには、嫌気がさしていた。男の子の制服が嫌で、全部がいやだった。学校というものが全部。

ある日、ある女子生徒が「乳なし!」といじめられている場面に遭遇。思わず、「あんたたち、ひどくない!? 体のことはその人のせいじゃないんだからね!」と仲介に入った。それが先生たち大人の間で話題になった。「どうして、男子が女子の話に首を突っ込むの!? そんなに女子にちょっかい出したいの!?」ただ、一方で、理解しようとしてくれる先生もいた。「こうなった本当の理由をきかせてくれないか」、そのとき「スカートで登校したい」と告白したのだ。

自分の言葉で 自分の性を真剣に伝えたとき、ことは動いた。スカートをはいて登校する日々。少しずつ心は満たされ、なりたい自分に近づいた頃、さらなる悩みがあらわれる。19歳の時、どんどん体が男らしくなっていくことにすごく恐怖を感じた。それでおっぱいが欲しいということ母親に相談。母は、「自分を取り戻していくには必要なこと」と寄り添い、理解してくれた。


■Q&A

Q. いつ頃から女性になりたいと思った?


真境名「どこでこういう“スイッチ”が入ったの? っていう質問、多いんですけど、私は産まれた時からだと思っていて。保育園のときからサンリオのキャラクターものが好きで。あせもができやすくてくりくり坊主だったんですけど、トレーナーはキキララちゃんみたいな感じで。母もそういうのを買い与えてくれて、自然に受け入れてくれていました」



IMALU「まわりの男の子は、(そういうものは)なかなか選ばないでしょう?」


真境名「かわかわれたりもしましたけど、『それがあなたらしいよね』って言ってくれた」



IVAN「主張できるかできないかの違いで、私も制服を着たくなくて、ずっとジャージで行ったの。若い子って、大人のほうが偏見があって大人が押さえつけようとする。私も(友達は)マヌ(※IVANの本名はリエラ マヌエル アイヴァン)は女じゃん、みたいな。卒業アルバムとかも、制服は男の子なのに、女の子のところに座っていて。真境名さんのところもだけど、うちのお母さんも一緒にがんばってくれた、ラッキーなケース。これがもっと田舎だったりとか主張ができない環境の子は、大人になってからカミングアウトするんだよね」


Q.家族にカミングアウトって、ハードルが高くないの?


真境名「恋愛対象は自由にできるかもしれないけど、いちばん身近な人にこそ嫌われたくないから。理解してくれているというのはわかっていたけれど、言うのは緊張しました」


IMALU「ただでさえ思春期って悩みが多いなかで、セクシャリティに対する悩みがプラスされて…」


IVAN「私もトランスジェンダーとしてテレビに出させてもらっている立場として、共感と、本当に『ありがとう』と思ったんですよ、この映画に。ニューハーフ、オネエ、もうあまり言われないけどオカマとか言われている人たちって、同じ部類にされてしまうんですけど、本当にいろんなカタチでのセクシャルマイノリティがあるから、こういう映画で、こうやって自分をさらけ出すことって、いろんな人がやりたかったことなんじゃないかなって。

ちゃんと一人の女として生きているんだよ、っていうリアルな映像を、やっと新世代の子が出してくれたんだなって思って。テレビで『いやーん! 男だったらだれでもいいー!』とか言っているだけじゃなくて、一人の女優さんとして、私生活を出したことをリスペクトしてます」


映画のなかには、オカマかニューハーフか? と問われ、「ヒューマンだよ!」というシーンがある。「わがままに生きているようにみられがちなんですよね、ニューハーフって。おかまだから大変なのよっていうのって卑怯かなって。人間だからいろいろ大変なことはあるって」という真境名さんの言葉は、強い。


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