【北方領土問題】「プーチン大統領の決断で世論も変わる」 ロシア現地記者が語る

日本時間9月2日よりロシアのウラジオストクで行われた日露首脳会談。安倍総理大臣は経済協力をアピールすることで北方領土問題の解決に向け、ロシア側の譲歩を引き出す狙いがあったが、ロシア側より12月にプーチン大統領より訪日の発表があり、大きく前進したと見られている。

この件を9月6日の『AbemaPrime』(AbemaTV)で取り上げ、ロシアに精通した新党大地の鈴木宗男代表とロシア国際政治に詳しい畔蒜(あびる)泰助氏を番組に迎えた。2人は今回の見通しや日露関係の発展について見解を述べ、さらに番組には、時事通信モスクワ支局の平岩貴比古記者が中継で登場し、ロシア国内の反応について伝えた。


▪︎ロシア国内の受け止め方は?


平岩記者は今回の件について「まずロシアの今回の首脳会談は領土問題ではなく経済問題がテーマという受け止め方。しかしながら安倍総理は一番のゲストとして新聞でも大きく扱われていた」と解説。

また、領土問題はロシアの愛国心に直結する問題としたが、「プーチン大統領はクリミアは還さないと発言しましたが、北方領土問題は日本と交渉すると言ったんです。そういう意味ではロシア側としては(北方領土問題は)ある程度プーチン大統領の決断にかかっていて、これによって今後の世論も変わっていくと見ています」と北方領土問題の解決に向けてロシアも前向きな姿勢があることを示唆した。



また、ロシアは安倍政権を長期政権とみて信頼しているとし、街中で売っているという「安倍総理マトリョーシカ」を見せた。


▪︎日露関係の発展は防衛上も経済発展上も必要不可欠


北方領土問題における「国益」について、畔蒜氏は「排他的経済水域が大きく増えるということは日本の大きな国益になる。近年は魚が温暖化の原因もあり北上しているので、漁場を北に広げられることは非常に大きい」と、まず経済水域について挙げ、「それ以上に領土問題を解決することで平和条約を締結する。その日露関係を構築する第一歩が国益につながると思う」と日露関係の発展の第一歩として北方領土問題の解決があることを強調した。


鈴木氏は日本の技術を挙げ「ロシアは日本を尊敬してくれている。その技術を極東で活かしてほしいというのがプーチン大統領の考え方」と今回の経済協力はお金ではなく、日本の技術が大きなカギとなっていることを解説した。

また、天然ガスといった資源や、安全補償の面でも日露関係の発展は今後の世界にとって必要不可欠であると話した。


さらに鈴木氏は「今回の件は長期政権でなければなしえなかったこと。プーチン大統領は80%越えの支持率。安倍総理も50%を越えている。この強いリーダー2人で、劇的な歴史を作ってくれると信じている」と、長年続いたロシアとの問題についての明るい未来を期待するコメントを残していた。


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