鈴木宗男 VS 竹田恒泰「北方領土問題」について激論を交わす

9月2日に行われた日露首脳会談において、12月にプーチン大統領が訪日を発表。北方領土問題をはじめとした日露関係について大きく前進すると期待されている。

9月6日に生放送された『AbemaPrime』(AbemaTV)ではこの件について取り上げ、新党大地の鈴木宗男代表など専門家からの見解を聞いたが、途中、明治天皇の玄孫である竹田恒泰氏と意見がぶつかる場面があった。



▪︎北方領土は「日本固有の領土」と主張する竹田氏


ずっと日本だった場所が「我が国固有の領土」とする竹田氏は、北方領土の歴史について「戦争(第二次世界大戦)で負けて取られたイメージがあるが、武装解除したあとに攻めこまれて奪われた形。応戦していいかもわからない状況で、南樺太などでは赤十字を掲げていた病院も空爆されたこともある。”恨み恨み”ってわけではないが、理不尽な歴史を経た上で、ロシアとの友好を考えないと」と、ポツダム宣言を受諾し武力解除をした後の8月中に“侵略”をされた形となっていると主張した。


これに対し、鈴木代表は「8月15日は終戦記念日です。ただ正確に、降伏文書に調印し書類の上で戦争に負けたのは9月2日で、それは生産性のある議論ではないと思います。後ろ向きの議論をするよりも、ソ連時代にはなかった領土問題がロシアになってからある。スターリンの残滓(ざんし)として、前向きに話し合うべき」と発展的に解決するべきであると返した。


さらに鈴木代表は「アメリカを見てください。学童疎開船対馬丸を撃った。これはとんでもないことでした。原爆を落としたこともある。本来戦争というのは軍人同士が戦うのが約束。それを破ったものは批判を受けるべきであるが、そうではなかった」とアメリカを例に挙げて竹田氏の主張を退ける形をとった。


▪︎北方領土の「軍事施設」の真相は?


4島一括返還の主張をとっていた日本だったが、現在はそうではないことが浸透していないと鈴木代表は主張。

北方領土にロシアの軍事施設が建設されているという話を受け、「よくそういう話を言われるけど、ないです。国境警備隊がいるだけなんです。また、サンフランシスコ講和条約に日本が署名したとき国後・択捉は放棄している。そのあとで外務省が国後・択捉も日本のものだと言った。逆にこれでは日本が無理を通す形になっている」と、日本のポジションが政権などに寄って変わることが、解決を先送りにしたと主張し、プーチン大統領は「引き分け」の精神で解決にあたるつもりであることを示唆。


これに対し竹田氏は「プーチン大統領は柔道家ですから『引き分け』という言葉を使いますけど、もともと日本の固有の領土なんだから引き分けもないでしょう」と返しつつ、「日米の友好と日露の友好なくして日本の防衛、ひいては世界平和は成り立たない」とロシアに精通した鈴木代表が“ブレーン”として外交に間接的に関わっていることを喜ぶ主旨の発言も行った。



そんな竹田氏は「ロシアよ! 領土を還したまえ!」というDVDを先日リリース。北方領土問題に関しては様々な見方があるが、あくまでも話し合いによる解決を臨む立場や、日本固有の領土とする立場など国内でも多くの意見があることが、浮き彫りになった夜であった。


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