「リオ五輪以上の盛り上がり」 大統領の失職に沸くブラジル、現地記者談

リオデジャネイロパラリンピックの開幕を控えたブラジルで、ジルマ・ルセフ大統領の罷免(ひめん)が上院の弾劾(だんがい)裁判にて決定した。これにて同氏は失職し、ミシェル・テメル氏が大統領になることとなった。大統領の失職はブラジルで初のこと。

この状況について、時事通信サンパウロ特派員の辻修平氏が9月1日に放送の『AbemaPrime』(AbemaTV)に出演。この状況について解説した。



「ルセフ大統領は人気がなかった大統領です。いなくなったことに喜んでいる人が多く、大歓迎ムードになっています。オリンピック以上に盛り上がっています。経済が悪いのを改善できなかったので能力がないと言われたのですね。『いつまでオレ達はこんな生活をするのだ』と言われていました。ブラジルの経済的な不調は、中国が関係しています。大豆、穀物を中国に輸出して稼いでいたのですが、中国経済が落ち込み経済が悪化したのです」


ブラジル国民の政治への関心度については、まるで興味がない人が多く、失業率が上がったり、モノの値段が上がっていることに耐えられない状況にあるという。今ブラジルが抱えている問題は、経済が悪いことと政治家の汚職がひどいこと。ルセフ氏の周囲も汚職で捜査されているそうだ。これ故、政治家への信頼感が失墜している。



だったら、テメル氏は支持されているのか? 辻氏はこう語る。

「これがまた、あんまり人気がない人。副大統領だったから”棚ボタ的”に大統領に昇格した人物です。ブラジルの明るい話題については、オリンピックでサッカー優勝したことでしょうかね。これはブラジル国民に希望を与えました」

辻氏はかねてよりオリンピックは盛り上がりに欠けていると指摘していたが、男子サッカーの優勝はさすがに国内が沸いたと説明した。


続きを見る

0コメント

  • 1000 / 1000