9月1日は学生の自殺が多い日 専門家が思春期に訪れる複雑な心の中を解説

9月1日、多くの小中学校で新学期を迎えたが、この日は自殺者が多い日なのだという。1972年から2013年の18歳以下の日別自殺者数を見ると、9月1日が131人と突出している。同日放送されたAbemaTVの報道番組『AbemaPrime』では、この話題が取り上げられた。



番組にゲスト出演していたAKB48の峯岸みなみは、「学校が始まって現実に戻るとなると辛い気持ちになるのでしょうね。自殺に繋がらないまでも、気持ちは分かる」とある程度の理解を示した。また、モデルの原野愛弓は、「私は学校が苦手だったので、また行かなくてはいけないのか、と思いました。休みが長ければ長いほど、その気持ちが押しつぶされるから自殺する。学校に行きやすい環境を大人とか家族が作るってのがあればもう少し抑えられるのでは」と持論を述べた。



この日は、自殺問題に取り組むNPO法人ライフリンクの清水康之氏が出演。さまざまな問題について語った。清水氏によると9月1日多い傾向はあるというものの、それ以外の日であっても毎日40人から50人が亡くなっていると指摘。9月1日に増えるのを注目するのはさておき、日常的に自殺で亡くなっている若者がいることについて根本の問題解決を考えなくてはいけないのではと語った。



同様に、心理カウンセラーの塚越友子氏も、対策の必要性を語りつつも、9月1日に特に騒ぐのではない方がいいのでは、と意見した。そんな中、お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世は、9月1日から不登校になった経験があると語った。



山田は中2の時に学校に向かう途中、大便をもらしたのが不登校になったきっかけだったという。進学校に入学しトップグループについていくために努力していた山田は、常日頃から「しんどい」という気持ちはあったそう。夏休みで緊張の糸が切れ、そういった状況から緊張生活に戻る9月1日にプレッシャーを感じていたと吐露した。



山田の話を聞いて、番組キャスターを務めるテレビ朝日・小松靖アナは「進学校に入学。そして粗相してしまって、ある種それがきっかけで引きこもる。けれど、思春期ってそういうものですよね」と言葉を投げかける。すると、山田は「『てへへっ』てできてればいいのですが、学業成績も良かったので、『いつも成績がいいオレがもらしたとか言われたくない』という変なプライドが邪魔をした」と述べた。


清水氏は「身近な人に心配かけたくないという気持ちで、休み明けに自分が辛い状況になることを隠してしまう。先生に打ち明けたら評価が下がると思う。身近な人が”気付く”というのは、ものすごく大変だと思う。相談してきてくれたら話は別ですが、だいたいは心配かけまいと隠そうとするもの」と語った。これに塚越氏も同意し「思春期には自律性への欲求があります。大人の力を借りずに自分でやろうと思うものです。手を借りたらカッコ悪いと思うので、難しい。成長の途中にあるというのも考えてあげなくてはいけないです」と大人がいかにして若者の気持ちに気づいてあげるかの重要性を訴えた。


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