世界中で話題“中国の巨大バス” 投資詐欺疑惑や実用化に疑問の声

中国で現在、開発中とされている道路をまたぎながら走行するバス。このバスは一階部分がぽっかり空いており、車の渋滞を解消することができるという画期的なアイデアで世界中からも注目されていたが、その実用化に疑問が出てきた。

このバスは、道路に敷かれた特別な道路を走り、バスの下を乗用車がくぐり抜けられるのがポイントで、また1台で1200人もの人々が乗車できるため、今月に入りテスト走行も公開された中国では、交通渋滞が深刻な問題となっているためかさらなる注目を集めていた。

しかし、中国メディアによるとバスを開発したメーカーの関連会社が、元本保証や高配当をうたって個人投資家などからバスの開発費用を集めており、それは「大掛かりな投資詐欺ではないか」と指摘する声があがっている。

この件に関して、外国人犯罪対策講師の坂東忠信氏は「上海の交通状況を知っている者としては、このバスの開発話が最初に上がった頃から無理だと思っていた。バスの下にいる時に右折や左折をしたい車はどうするのか、またバスの下は視界が悪いためそれをどう改善していくのか、など様々な問題が山積している」と述べた。

さらに、中国北京に住む会社員の劉藤梓氏は「このバス開発の話は中国国内でも大変有名で、渋滞を緩和する素晴らしい手段だと思った。これが投資詐欺と言われていることについては、資金繰りに困っていることや技術面で解決しなければならない問題があることはよく耳にしていたが、詐欺という言葉は聞いたことがなかったので驚いている」と述べた。

では 投資詐欺疑惑が上がっている中で、実際に巨大バスが実現する可能性はあるのか、自動車工学が専門の早稲田大学理工学術院、大聖泰弘氏は「非常に奇想天外で中国らしい発想だ。確かに、乗用車が増えて渋滞が問題となっている中国では、これを改善するための大量輸送システムが必要だというのはわかるが、技術的に詰めていかなければならない部分が多く、ハードルはすごく高いだろう。また、建設や維持にかかる費用を投資家のためにもちゃんと提示するべきだ」と述べた。

中国国内だけでなく、世界中からも取り上げられた巨大バス。投資詐欺疑惑は事実なのか、その真相が注目される。

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