「1週間でゴキブリ700匹退治」世界最貧国・マラウイで活躍する日本人女性

17日のAbemaTV『AbemaPrime』水曜コーナー「REINAの知らない世界奇人紀行」では、夢のために世界で最も貧しい国といわれるアフリカ・マラウイへ渡り、活躍する比嘉陽子さんにスポットが当てられた。

比嘉さんは、学生時代から発展途上国の貧困層を対象にしたビジネスを夢見ていたという。様々な海外での経験を得て、去年7月に「現地のニーズを肌感じたい」とマラウイに住むことを決意。遠い異国の地で、日本人の比嘉さんはどんな活動をしているのか。現地マラウイからSkype中継にて、語ってくれた。



現在比嘉さんは、クリーンテックビジネス事業開発員。マラウイは、アフリカの南部に位置し、近くにはタンザニアやジンバブエがある。国土は日本のおよそ3分の1の小さな国だ。そして、アメリカの情報サイトが発表した一人あたりの年間購買力でみる「今年 最も貧しい国」では、マラウイはワースト1位の2万2600円。ちなみに、日本はおよそ380万円である。


■マラウイに住んで1年、最初苦労したのは「ゴキブリ」! 1週間で700匹と格闘


比嘉さん:友人や気心の知れた仲間がたくさんできて、快適に生活しているんですけれど、旅行とはちがって、生活してみると、最貧国ということがわかるなと。例えば、1日3食食べられない人たちがたくさんいるんです。食事の1回の量や回数を減らしたりする。そうすると慢性的な栄養不足になり、5歳未満で死んでしまう子供たちが多く、また母体も健康的ではないんですね。それは旅行ではわからないことです。

不便なことは、最初はゴキブリの問題がすごくて。マラウイに特別多いというわけではなく、コウモリとかと戦っている人もいるんですけど、私の場合は人がしばらく住んでいないところに住んでしまったようで……。


マラウイって、穴を掘ってトイレをするんです。そこが埋まると、別の穴をつくる。(用を足し、いっぱいになった)穴には栄養分があるので、ゴキブリの格好の餌になってしまうんですね。そこで(ゴキブリが)繁殖してしまって、家にたくさん入ってきて。2日めに400匹目を退治したところで、殺虫剤で涙が止まらなくなったけれど、最初の1週間で700匹くらい退治しました。


バルサンは、効かないんです。建物に、隙間がたくさんあって、煙もどんどん逃げていってしまう(笑)。いろいろ試して、一番効果的なものは殺虫剤でした。わたし、もともとゴキブリが大嫌いだったのに、これがトラウマになって、最近は夢に見て、(ゴキブリと)目が合ったりするんです(笑)。


■比嘉さんが行う「BOPビジネス」とは


“BOPビジネス”とは、Base Of the economic Pyramidビジネスの略で、世界人口のおよそ7割もいると言われる、年間所得がおよそ30万円に満たない低所得者たちを対象にしたビジネス。


比嘉さん:中学生のときから、夢というか目指していたことは、貧困を解決する仕事をするということ。ずっと考えていました。国連とかを当初考えていたけれど、イギリスの大学院に進学したときに、BOPというアイデアを知りました。

というのも、援助では全然貧困を解決できていないじゃないかと疑問に思っていました。(援助だけでは)経済の枠組みにいれてもらえないということが問題なんです。

BOPはそのなかに”彼らを取り込みましょう”というアイデアで、私はそれに感銘をうけて。日本に戻ってきたときに、民間企業に勤めて、ビジネスのなんたるかを勉強しながら、学校に通って、BOPビジネスを学びました。そして、お勉強だけしていてもしようがないなと現地に来ました。


マラウイでやっていることとして、大きなものでいうと、1つは住民を集めてきて、みなさんに自分たちのコミュニティのなかで何が課題になっているのか優先順位をつけてもらい、話し合い、実行してもらうこと。2つめは、農村部の住民の皆さんは収入源がないので、ビジネスをどうやってつくって、それを運営していくのかというサポート。そして3つめはビジネスをするにあたり識字能力が大切になってくるんですが、基礎的な学力が決定的に欠如している人たちが多いので、教えたりしています。


■日本は何ができるのか?


比嘉さん:援助ではなくて、投資をしてほしいなと思っています。投資って大きなことと考えがちなんですけれど、個人でできる投資もいっぱいあるんです。例えばKIVAというサイトがあって、途上国の人たちの起業家精神にあふれた人たちのアイデアに個人で投資ができます。そういったプラットフォームを活用して欲しいです。


終始明るく、弾けるような笑顔で声を届けてくれた比嘉さん。カメラに収められた写真からは、すっかり現地の人と打ち解け、信頼を得ていることがうかがえた。


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