終戦から71年 全国戦没者追悼式、そして靖国参拝をめぐって

政府主催の全国戦没者追悼式が、71回目の終戦の日にあたる2016年8月15日に東京・北の丸公園の日本武道館で開かれた。

天皇陛下は式で「ここに過去を顧み、深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い」と追悼の言葉を述べられた。天皇陛下は毎年、式で追悼の言葉を述べられているが、「深い反省」という表現が盛り込まれるようになったのは戦後70年となった去年からだ。

追悼式には、戦争で死亡した軍人などの遺族およそ5100人を始め、安倍総理や政府関係者などが参列した。終戦から71年を迎え、遺族の高齢化は進み、戦没者の子供のほとんどが70歳以上になっている。


一方、東京九段北にある靖国神社には、高市早苗総務相と丸川珠代オリンピック・パラリンピック担当大臣が参拝した。

丸川大臣は参拝後、記者団に「国策に殉じて亡くなられた方々に対して、どのようにお祀りをさせていただくかはその国のやり方があると思うし、それを外交問題としてとらえるものではない」と話した。

靖国神社の参拝をめぐっては政治家の動きが注目を集めるが、靖国神社には一般の参拝者も多い。「兄貴が二人祀られているので、毎年来ています。軍国一家だった我が家は6人兄弟が戦争に行きました。冥福を祈り、戦争はしないぞ。と祈ってきた」と参拝者(83歳男性)は話した。

日本の終戦記念日について聞かれた政治評論家・歴史作家の八幡和郎氏は「あまり政治的にとらえるのではなく、素朴な慰霊の日として捉えたい」と話す。とはいえ外交問題化したり話題の尽きない靖国参拝。八幡氏は「政治利用されるようになったのは昭和50年代あたりから。そこから話が複雑化した」と分析する。歴史、政治など様々な背景があり靖国問題の解決はまだまだ先になりそうだ。

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