ジャンポケ斎藤&パンサー尾形がアツく語る 一夜限定「トリオさん」復活への思い

 テレビ朝日で2010年10月から2015年9月まで5年間放送された実験的バラエティ番組「333 (トリオさん)」がAbemaTVで一夜限定復活。ジャングルポケット、パンサー、サルゴリラ、松橋周太呂らが、8月22日に生放送特番に挑む。この特番は、27日に過去の番組が一挙放送されることを記念したもの。


 「333 (トリオさん)」の番組名は3人組の芸人が3組出演すること、放送時間が深夜3時台ということから名付けられた。現在は後続番組「チェンジ3」が放送されており、「333 (トリオさん)」のチャレンジ精神を引き継いだ企画を展開している。


 惜しまれつつ番組が終わった後、3カ月後の2015年12月にはジューシーズの解散もあり、ほとんど集まることがなくなったという3組同士。今回決まった生放送では約1年ぶりに9人が集合し、90分にわたって今だから言えるトーク、当時言えなかった裏話などを展開する予定だ。番組終了から約1年が経とうとしている中で、彼らは今何を思っているのだろうか。今回は、ジャングルポケットの斉藤慎二、パンサーの尾形貴弘に心境をインタビューした。

(聞き手:林健太/ライター:鈴木美裕姫)


ジャングルポケット・斉藤慎二

―― このトリオの3組で「番組やります!」ってなったとき、それぞれパンサーとジューシーズにどんな思いを持っていました? ライバル心とかあったんでしょうか?

ジャングルポケット斉藤(以下、斉藤):パンサーに関してはジューシーズよりもライバル心を感じていましたね。やっぱり「イケメントリオ」って感じじゃないですか。本人たちはこの表現だと嫌がるだろうけれど。「もっとネタを見てくれ」って。


―― パンサーをジューシーズより「ライバルだ!」と感じた理由は?

斉藤:向井君(パンサーのツッコミ役)がパンサーの中で回し役の立ち位置なんです。ジャングルポケットはみんな「ボケたがり」っていう部分があって。パンサーはまとまっているんです。パンサーにあって自分たちにないモノってこれなんだなって。うらやましいっていう部分もあったんですよ。


―― パンサーをバランスの良いトリオだと感じていたわけですね。ジューシーズはどうですか?

斉藤:ジューシーズは静かなトリオなんですよ。突発力あるネタというより「あれ、今日ジューシーズいたな」っていう空気感が良いんです。なんかほっとけない。ジューシーズのほうが年上ですが、かわいらしさがあるトリオです。


―― 番組をやる前と後で変わったことはありましたか?

斉藤:俺、最初は「この9人の中で一番目立ってやる!」と思っていたんですよ。9人の中で自分を面白いと思ってもらうためには、何をすれば良いのかってずっと考えてたんです。9人でまとまって面白いと思ってもらうのではなく、視聴者にはジャングルポケット斉藤だけ面白いと思ってもらえれば良いという気持ちが大きかったです。


―― 番組をやった後にその気持ちに変化が?

斉藤:あるとき、自分が「333 (トリオさん)」の中で輪を乱しているんじゃないかって感じたんです。録画した「333 (トリオさん)」を見て、あっここ今俺出るべきじゃなかったな……って反省したり、もっと番組を入りきるためにどうしたらいいか考えたりしました。


―― 放送された後になって自分に連帯感がないと気づいたと。

斉藤:最初は3組いるけど、ジャンケンで勝った2組しか番組に出れなかったんですよ。ジャンケンで負けて出られないときに「ジャングルポケットだったらもっとうまくできた」ってそういうことばっかり思っていた。


―― 悔しい気持ちがあったんですね。

斉藤:自分の中で変化が生まれたのは、みんなでお酒を一緒に飲んで本音を語り合ってからですかね。素の自分を出してみんながお笑いに対して思っていることを共有したんです。それから「自分も考え方を変えよう」って思うようになりました。9人でやる意味や楽しさを考えるようになったんです。


―― 振り返ってみて「333 (トリオさん)」でやった企画の中で何が一番印象的でした?

斉藤:2000人のお客さんを集めて生ライブをやったときですかね。「333 (トリオさん)」は深夜の番組だったんで、どれくらいのお客さんが集まるか不安でした。でも成功させたい思いはすごく強くて。「2000人集まった!」って聞いたときにはもうパンサーとジューシーズはライバルというより、仲間でした。


―― (番組終了から)もうそろそろ1年経ちますが今になって「こいつ印象変わったな」って感じるところありますか?

斉藤:やっぱり元ジューシーズの松橋ですかね。3つのトリオが集まって、合計9人でやっていたんですが、その中で「パッとしないキャラ」みたいな立ち位置だったんですよ、松橋は。でも、松橋が抜けてジューシーズの解散があって。作家の仕事もしつつ、芸人もピンでやりながら「家事えもん」の仕事もやっているじゃないですか。一番稼いでいるんじゃないですか(笑)。


―― 残ったジューシーズの2人は「サルゴリラ」になりましたね。

斉藤:「まさかこいつが!」って感じですね。意外な結果というか。これはみんな想像していなかったので。解散の話は知らなかったですが「もうやばい」みたいな話は聞いていて。驚きはなかったです。


―― ジューシーズ内でそういう雰囲気があったんですね。

斉藤:ただ、3人をトリオではなく、個々として見たとき、本当に全員が面白い人なんです。サルゴリラが今後どうなっていくのか楽しみです。


―― 心配といえば心配?

斉藤:はい(笑)。心配はしています。


―― 「333 (トリオさん)」には先輩芸人が登場する回もありますよね。

斉藤:先輩が登場すると笑いを全部持って行ってしまうんですよ。悔しいことに。緊張して前に出られない自分にも気づきました。そのときは「生ライブで女の子2000人集まってくれたけど、まだまだ頑張らないと!」という気持ちになりましたね。小さい世界を夢見て終わってはいけない。


―― AbemaTV生放送への意気込みや視聴者へのコメントを。

斉藤:集まった元ジューシーズの仲が悪いと思うのでそこを見てください(笑)。パンサーは向井が尾形にバッサリ突っ込む感じが面白いかと。先輩芸人さんがいない分、いつもと違う芸が見られるのではないでしょうか? 成長した「333 (トリオさん)」でグイグイ行きます! 楽しみにしていてください。




パンサー・尾形貴弘

―― 「333 (トリオさん)」、振り返ってみてどうですか?

パンサー尾形(以下、尾形):記憶に色濃く覚えてますよ(笑)。第1回なんて、もう衝撃でした。パンサーは組んだばっかりのトリオだったので。「このトリオでやるぞ!」ってなってからちょうど1年くらいで「333 (トリオさん)」のレギュラーが決まったんです。


―― みんなパンサーのことを知らないところからのスタートだったんですね。

尾形:パンサーが「333 (トリオさん)」に出るなんて吉本興業内でしか知られてなかったですし、そもそも知名度がなかった。詳細を聞いたら、YouTubeを見て選んだって聞いて。


―― YouTubeで?

尾形:トリオ中心の番組をすることになった番組の作家さんがパパッとYouTube観て「じゃあこの3組だ」って決めたらしいんですよ。


―― スピード感ある作家さんですね。「333 (トリオさん)」のDVDは観ました?

尾形:観ました。とにかく、5年前は若かった。みんな痩せていてびっくり。特に最初の時期はレギュラー取って売れようと必死でしたから、ギラギラしているんですよ。


―― ジャングルポケットやジューシーズからライバル視されていました?

尾形:強く感じていました。本当、ハンパじゃないですよ。それぞれ悪口も番組内外で言ってましたし、「トリオ3」が始まってからはぶつかり合いでした。


―― 初対面のジャングルポケットとジューシーズの印象はどうでした? 番組が始まってから変わりました?

尾形:ジャングルポケットは僕らにとって4年後輩なんです。芸歴が違うし、絡みがもともとなかったんですね。ただ、面白いトリオがいるぞっていうのは周りから聞いていて。ジャングルポケットはもうテレビに出ていたし、界隈(かいわい)では既に有名だった。嫌だったんですよ。


―― 嫌というのは、番組を一緒にやることが?

尾形:はい。最初は嫌でしたよ。若いし、勢いもあるし、面白いし。どうやってこいつらと戦っていこうかって考えていました。パンサーは組んだばっかりで、3人の関係性もこれからだっていうのに……。嫌というか、怖かったんです。ジャンポケが。


―― 先輩と後輩間でギラギラしていたんですね。

尾形:僕は先輩だった分、かなりプライドが強くて。でも、僕は4年も先輩だったのに、とことんジャンポケが先輩をなめてくれたんですよ。最初は嫌だったけど、あのジャンポケの3人がいたから僕は自分のプライドを捨てることができたんです。


―― ジューシーズはどうでした?

尾形:ジューシーズは1期下の後輩なんです。ジューシーズはとにかく優しかった。優しい分「こいつら大丈夫かな?」って不安がありました。僕はジューシーズならではの、のんびりした感じが好きでした。でも「売れてやる!」っていうオーラが一番3組の中で弱かったんですよ。


―― 「トリオ3」においてジューシーズはどんな立ち位置でした?

尾形:いい立ち位置でしたね。うらやましいぐらい。パンサーがガンガン前に行けば行くほど、ジューシーズののほほんとしたノリが引き立つというか。解散しましたけど(笑)。


―― ジューシーズの解散を聞いたときは?

尾形:ショックでしたよ。話もいろいろしました。でも、そこはお互いの人生ですし、僕らに解散報告をする前に絶対ジューシーズの中で何回も話し合っているんですよ。しょうがない部分があったんだな、と思っています。


―― 今回、久しぶりに「333 (トリオさん)」で集まるじゃないですか。楽しみにしていることはありますか?

尾形:「333 (トリオさん)」が終わってから、みんなで集まることなんてほとんどないので。「久しぶり!」って感じですよね。当時やっていた番組のノリができるっていうのが一番の楽しみです。


―― やっぱり今でも当時番組でやっていたノリは分かりますか?

尾形:5年やっていましたからね。2010年の10月から2015年の9月まで。同窓会っぽいかもしれませんが、この展開になったらあの流れで……みたいなものは体に染みついていますよ。当時番組を観ていた人も今回初めて観る人も「こんないい番組、昔にやっていたんだぜ」って知ってもらいたいです。


―― 一挙放送の前に、生放送がありますよね。

尾形:生放送ではっちゃけたいですね。当時「333 (トリオさん)」は深夜3時15分からテレ朝さんで放送していて。あまりリアルタイムで普通に観る人少なかったんですよ。「333 (トリオさん)」がなかったら、パンサーはメディアに出てないですよ。より多くの人に番組のことを知ってもらいたいです。


―― ジャングルポケット斉藤さん、パンサー尾形さん、ありがとうございました。


【番組情報】

▼ 生放送特番『333 トリオさんAbemaTVで生放送 久々に3組集合SP』
放送日:8月22日(月)深夜 23時スタート〜24時30分まで
AbemaTVバラエティチャンネルで生放送

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▼『333(トリオさん)』一挙放送でAbemaTVに登場

放送日:8月27日(月)午前10時〜午後4時43分

AbemaTVバラエティチャンネル

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