「Yナンバーには気をつけろ」 沖縄住民が注意する米軍関係者の車両

沖縄の基地問題については様々な意見が沖縄の人の間にもあるが、一体賛成・反対両派はいかに考えているのか。13日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では、そのことが議論された。

7月10日に投開票された参議院選挙では翁長雄志知事の支援を受けて勝利した基地反対派の伊波洋一氏と、経済のためには米軍基地も必要であるという立場の辺野古商工・社交業組合の許田正儀氏、そして沖縄で「お笑い米軍基地」などの舞台を行う芸人のまーちゃんが登場。番組キャスターのみのもんた氏(71)が司会を行った。

伊波氏は、米軍が戦争で取り上げた土地を今でも返していないと指摘。戦後、各人が自分が住んでいた集落に帰ったら基地ができていたといった事情もあったと説明した。これに対し、許田氏は「キャンプシュワブを(沖縄に)返したら住民は露頭に迷いますよ」と反論。それに対し伊波氏は「それは違います。海を壊そうとしてるでしょ」。すると、許田氏は「今きれいな海があるのは、米軍のお陰です。宜野座とかはみんな海が死んでる。辺野古地域は米軍のお陰できれい」と再反論した。

また、米軍の問題は日米地位協定により、特権的な立場を得ていることにもある。沖縄国際大学にヘリコプターが墜落しても日本の警察は排除され、米兵が何か事件を起こしても基地内に入ってしまえば手出しができなくなる。伊波氏は、高江のヘリパッド工事にしても、アメリカ政府はお金を出しておらず、「なんでもかんでもやってくれる(日本)政府があるから、沖縄の人が苦しんでも何もしない。政府のせいです。沖縄に来たら分かります。沖縄の人を守るためではなく、基地を守ることばかり考えています。それは、安倍政権だけではなく、日本政府が昔からそうしてきました」と批判した。

これについては、様々な点で伊波氏と意見が異なる許田氏も同意。

「71年間、地位協定は大きな負担になっている。外国人が事件を起こしても日本の裁判では裁けない。そういう中、ドイツや、せめて韓国ぐらいの地位協定はしてもらわなくては。そこだけは(伊波)先生と同じ見解です」

また、まーちゃんは「Yナンバー」について言及。これは、自動車のナンバープレートだが、米軍関係者の車輛には「Y」と書いてある。何か乱暴な運転をしたとしても、基地に逃げられたら、日本の警察は捕まえられない。だからこそ、「危ないYナンバーの近くにいたら近付かないようにしよう」という「沖縄あるある」も存在するのだとか。

しかし、許田氏は、犯罪等について米軍関係者が関与している比率は前と比べたら改善されていると説明。かつてはシャッターをしていなかったら商店のガラスが割れていたなどの騒動もあったようだ。だが、米軍関係者が事件を起こした結果、禁酒令が出る事態に。そのため、店が潰れている状況もあるという。そして、まーちゃんは悲痛な胸の内を語った。

「なんで、県内から県内に移転しなくてはいけないのか分からない。なんで本土じゃだめなの? ってのがあります。立場は違うけど、県民同士が意見違うから揉めている。なんで、日本の国の問題なのに、うちなんちゅ(沖縄の人)同士が対決するの?」

みの氏は「ヤマトンチュ(本土の人)からすれば他人事。何十年と沖縄に来て感じていますが、どんどん変わっていっている。それでも沖縄の海、自然、太陽を沖縄の人は大事にしている。沖縄は大事だってこと。沖縄の県民の皆さんがバラバラにならないことを祈っています。沖縄は日本の宝ですよ。71年前、焼け野原になったわけですよ。我々は風化させてはいけない」と語った。伊波氏は「基地をなくしながら、よくしなくてはいけない」と締めた。


『みのもんたのよるバズ!』はAbemaTVにて毎週土曜日20:00~21:50にて放送中

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