「セックスワーク」から少女たちを守れ ブラザー・トム氏が原因を分析

10日オンエアされたAbemaTVのメインニュース番組「AbemaPrime」で、売春を経験した女子中高生らがつづった文章や写真などを展示する「私たちは『買われた』展」について議論が交わされた。

11日から東京・新宿で開催されている同展は、虐待や貧困で居場所を失った女子中高生らを支援する一般社団法人Colabo(コラボ)の代表・仁藤夢乃さんが主催する展示会。「売春」に関わった女子学生たちを取り巻く環境に対し、「彼女たちだけの責任だけではない。その背景や課程、彼女たちが背負う傷を知ってほしい」との思いで、今回の開催に至った。

番組では、このことについて、女性の人権を守るためにDV被害者支援などを行う「NPO法人 女性人権センター ステップ」の理事長・栗原加代美さんに、電話にて話を聞いた。

栗原さんは、セックスワークに陥る女性の低年齢化が目立つことに関して「両親からの虐待」「父親からの性的虐待」「シングルマザーが増えることからくる貧困」といったことが、背景にあると分析。また女子中高生などから、同センターへの相談は非常に少ないといい、若年層の子供たちが気軽に相談できる場所の必要性を感じると語る。

そして、核家族化が進むなかで、地域住民通しの風通しを良くしていくことが、彼女たちをセックスワークから守る上で大切だとした。

元競泳シドニー五輪銅メダリストの田中雅美氏は「自分自身でもコントロールできないこともある中で、買う側の大人にも視点を向け、どう防げばよいのか、両方を良くしていく心持ちが必要だと」と指摘。

専門家として登場した弁護士の佐藤みのり氏は「学校に相談できるような、スクールカウンセラーを置くなど、身近な存在に相談できるようにするというのも必要」だとした。

女子プロレスラー兼タレント・モデルの赤井沙希氏は「どこに助けを求めてたらいいのかすら、彼女たちは知らない。スクールカウンセラーとかも、周りにバレたくなかったり、全ての大人が全員“敵”に見えたりとかで、頼れないこともある。他にも相談する場所があるんやでって知ってほしい」とコメントした。

女子中高生を、性の対象としてしまう大人について、ブラザー・トム氏は、「他の国では大人=カッコいいだが、日本は若い=カッコいいになっている。だから、そこが買う目標になる。テレビに出る芸能人たちが、中学生みたいなミニスカートを履いたり、30歳を超えてセーラー服のような格好をしたりが、カッコいいとされる。そこからズレてる」と、現在の風潮に問題があると分析する。

トム氏の発言を受け、海外生活の経験があるお笑い芸人のREINAは「そうかもしれない。実際“HENTAI”という言葉が、英語のボキャブラリーに入ってきた。日本=ロリといった、考えられないようなイメージが強くなってきている」と、世界全体と比較しても、日本のカルチャーに問題があるのではと同調する。

またトム氏は「家庭というのは、地域全部が家庭なんです。地域が見てないとダメ。『スカート短い、馬鹿!』と言うような、嫌なおじさん、嫌なおばさんが居なきゃいけない」と、地域住民同士の交流が、女子中高生らを被害から守ることになると、栗原さんと同様に地域の重要性を説く。

バイオリン奏者のAyasa氏も「何かあった時に、少しでも助けの一言を気軽に相談できる相手が、周りにいる環境を作る必要がある」と、同様に地域全体の協力が必要であるとした。




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