天皇陛下の「お気持ち」 皇室ジャーナリスト・神田秀一と竹田恒泰が出した“1つの見解”

8月8日、天皇陛下が「お気持ち」をビデオメッセージで発表。これからの皇室のあり方やご自身の健康状態や天皇としての「務め」について意見した。同日放送された『AbemaPrime』(AbemaTV)には皇室ジャーナリストの神田秀一氏が登場し、今回の天皇によるメッセージを“どのように読み解くか”について語った。



「東日本大震災のときのビデオメッセージから5年、今回が2回目です。象徴天皇として心の中から国民のことを思い、お感じになっているのだな、と10分少々のビデオから感じました。この日を選ばれたことについては、天皇陛下は、憲法の規定により、国政に関与しないということになっております。お気持ちを表すためには、できるだけ、政治に関与しない場所と時間をお選びになったと思います。参院選、自民党の役員人事があって、6月23日の沖縄における『慰霊の日』、8月6日と9日は原爆の日、そして8月15日の終戦の日。土日を除くと8月8日ぐらいしかなかったのでしょう」(皇室ジャーナリスト・神田氏)


「午後3時に発表されたというのは、新聞や放送の状況もお考えの上では」と話す神田氏。ここで、番組MC・ウーマンラッシュアワー村本大輔が「天皇陛下に対して、何を聞いていいのか、何を聞いてはダメなのかが分からないです。1つ思ったのが、今回お気持ちを話していただいて、何か大きく変わることってあるのでしょうか?」と質問。神田氏はこう答えた。


「天皇のお言葉をお借りすると、未来社会の構築ということになります。今の国民が同じ年齢でいるわけではない。30年に1回は世代が交代する。これから先、30年、30年、30年変わると90年となります。皇位の安定した継承と国民に対する思いです。現代と同じように皇室を消滅させず、永続させるとの思いがあられます。国民の声をよく聞き、天皇はご自分の務めを果たすのが大事だと考え、象徴天皇として仕事ができなくてはいけない……高齢や病気の状態で『これでいいのか?』と4、5年前から思うようになっていました」(神田氏)


ここで、明治天皇の玄孫・竹田恒泰氏が登場。神田氏の見解に続き、自身の見解を述べた。

 

「やはり、陛下が御自ら発せられた。(これは)陛下にとって東日本大震災に続き、2回目。戦後でいえば、玉音放送も含めて3回しかないです。それを見るだけでどれだけ重大なことかということです。天皇としてのお役割を、憲法に定められる象徴としてのあり方を陛下がお発しになられたということです。天皇とは何かを改めて知ることができる貴重な機会だと思います。政治の課題をどうするかというご発言はなかったですが『このままだと象徴としての役割を果たせない』という将来の課題をお示しになられたのかなと思います。これから天皇陛下にどういう存在であってほしいかを考える機会だったと思います」(竹田氏)



「玉音放送も含めて3回しかない」という天皇からのメッセージ。神田氏、竹田氏ともにこのメッセージがいかに重要なのか、天皇が持つ国民への思いについて解説した。

番組コメンテーターの8bit news主宰・堀潤氏も過去の東日本大震災に伴う福島の仮設住宅での取材で、“天皇の存在の大きさ”を感じたという。天皇皇后両陛下が訪問した際の新聞記事を部屋の中に貼っている光景を見たと話す堀氏は、今回の“お気持ち”の中にも「(天皇自身が)日本を形作っているのが市井(しせい)の人々であるということをおっしゃられたのか、その重さが今回心に刺さった」と述べた。 


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